soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017年 曲・ランキング TOP30

アルバムランキングの次は曲ランキング~。
こちらもTOP30で。

アルバムの方では「2017はガツン!とくるのは少なかった」と書いたけど曲単位だと名曲多かったっす!

30 なんかさ / never young beach

歌メロはおっとりして大人っぽいのにギターは結構弾きまくってる。引き算より足し算な音楽。っていうネバヤンを表してる一曲だと思う。ギターがどこを切り取ってもええよな~

29 I don't wanna dance / フルカワユタカ

スターが大復活や!って興奮したのを覚えています。めっちゃ踊れる、うえにグッドメロディ。ギターもスターな魅せ方がいっぱい。ソロがMIRACLEから引用してるのが……ウルッとくる。


28 You / 雨のパレード

デジタルR&Bのような音使いにエモいサビ。とてもよいアレンジ。
そして歌詞がグッとくる。


「抱えていた闇に襲われて まるで自分じゃないみたいに あなたのことを傷つけたことも 今でもまだ覚えている
理解できない状態で おかしくなっていたみたいだ 本当に大切にすべきものは 今ならもう答えられる」


うむ。


27 Wall Of Glass / Liam Gallagher

OASIS解散後のリアムはパッとしなかった。でもオアシスドキュメンタリー映画をみてリアムはスゴいやつなんやってのはわかってた。
そこでこのソロ活動一曲目で堂々したロックンロールを歌いあげるリアムですよ。やっぱ、リアムかっけーーーー!!ってなるのは必然!


ホント「やっぱカッケー」この一言です。何が、とか説明できるモノじゃなくてオーラが「リアム様だぞ」って堂々としてる。はじめて見たときは感動して鳥肌立ちました。

26 Kunoichi / 石野卓球

ピヨったときみたいのピヨーーーンとした音がずっと鳴ってる変な曲。でもリズムはストイックで踊れるんよなぁ。
なにがくノ一なのかまったくわからない;

25 Fun,Fun,Fun / SEUSS

最初はあまりにキュートになった音楽性にびっくりしたけど……や、これはええっすな。問答無用にハッピーにファンになれる。頭を空っぽにして踊れる。


自信たっぷりにひたすら突き進むギター&ベース&ドラム。止まる感じがまったくしない。やっぱ悪ガキやわー。


24 I've Got To Say It's True / DYGL

「You're the one I love the most
(君を一番愛している)
I've got say I've got say I've got say it's true
(それだけは本当だって言っとかないといけないな)」


こんなかわいらしい歌詞を若手バンドが歌うってのが最高にキラキラしてるじゃないですか。ロマンチックな曲を”ロック”で歌うってのは”ポップス”で歌う場合の破壊力2割増しになるときがある。この曲はまさにそんな感じ。


23 Back & Force / RHYMESTER

曲名通りに2MCの素早いマイクパスが聴ける曲。前にライブでマルシェをカバーした時に「KICKは短いスパンでマイクパスしててすげーよなぁ」と言ってたけど、それを自分たちの曲で出来るレベルにまでブラッシュアップさせて成功させる。留まらないアニキ達に拍手喝采です。


ブレイクビーツなトラックもオールドスクールなヒップホップ感が満載で好きやわ~。

22 SHINY / 夜の本気ダンス

めっちゃキャッチーで歌が前面に出てる。でも夜ダンって元々リズムを重視しなくても歌で踊れるバンドやったから違和感はなし。


このサビは一発KOですわ。つい歌っちゃう。でしっかり踊れる。うむ、夜ダンや!

21 夢の欠片 / Nabowa feat. TOSHI-LOW

NabowaとTOSHI-LOWが組むとはー。アルバムの最後、名曲の空気を出しまくりのメロディが素晴らしい。優しいTOSHI-LOWの声がまた涙腺を……。
唯一声を張り上げる「ねぇ 夢 君は どこ」のパートにはグッときます。


レコ初ツアーで披露したときも、始まりの1音から会場の空気が変わった。そういう曲に、ごくまれに出会うんよなぁ。


20 ERAION / LILI LIMIT

EPの曲。デジタルなバンド・サウンド。ちょい宗教的なコーラスも入って神々しい感じがする。カリスマ性をビンビンと感じる曲。


ライブでガツン!とハマったときはみんなで手を挙げながらコーラスを歌ってハンパない高揚感に包まれます。

19 DEVIL'S ODD EYE / 髭(HiGE)

アシッドに踊れる髭。ケミブラ+バンド・サウンド的な感じがします。こういうのもできるのねー。


サイコでノイジーな音像にウニョウニョしたベースと4つ打ちビートが重なってノラずにはいられない。エロくて踊り酔える。ええわ~。

18 FIRE LADE / ROS

懐かしのミクスチャーサウンドをSMOGRASや元RIZEなど懐かしのメンツで。
ミニアルバムの中盤に配置されて、気分が盛り上がってるトコをさらに焚き付けるようにガンガンに持ってくハイテンション・ミクスチャーチューン。


ラストのシャウトがかっけー。「Kill all the Madness! Kill all the Psyhcopass!」


17 ただ / クリープハイプ

引きと押しをここまでしっかり意識した曲調はクリープハイプじゃ珍しい。ちょいミクスチャーロックみたいな感じもする。ラップのようにパンチラインが多い尾崎さんの歌詞が何度もやってきて~。

16 ダンスに間に合う / 思い出野郎Aチーム

「今夜ダンスには間に合う さんざんな日でも ひどい気分でも」
意味はわからなくてもなんか言いたいことはわかる。めっちゃ不器用な元気づけソング。


そんな歌詞を楽しすぎる哀愁ソウルディスコをバックに、一度聞いたら忘れられないメロディで歌う。悪いはずがない。この曲も鼻歌の頻度が高いっす。

15 Deep Fried Pizza / Shobaleader One

様子見な前半から、中盤以降のありえないスピードのスラップベースの攻めっぷりにゾクゾク!そこに4つ打ちドラムが乗ってくるドライブ感!問答無用でテンションあがる一曲です。



14 明日も / SHISHAMO

高校生に寄り添う歌を歌ってきたSHISHAMOが大人にも元気を与える歌を歌った。シンプルだけどスッと胸に入ってくる歌詞が良い。


普遍的なメロディはつい口ずさんじゃう。朝子は自分の声をどう聴かしたら、どれくらい伸ばしたら、どれくらい刻んだらいいかを把握してるよなぁ。




13 Peak Magnetic / Clark

CLARKらしい無機質だけど現実感のない不思議な音創り。
ビートが入った瞬間の気持ちよさ。次元が切り替わる感じがする。はじめて聴いたとは「うおあ!」ってなりました。


世界が(床が)回り続けるPVがまたええよなー。


12 25th Acidversary / Hardfloor

ザ・テクノ。これが25年の集大成か。リズムの組む方はシンプル、だけど魅力的なんよなぁ。どの音に集中しても踊れちゃう。
ウニョウニョサウンドの気持ちよさよー。


11 最後にゃなんとかなるだろう / フラワーカンパニーズ

レディクレ2日目の終盤=2017年のほぼラストのライブで聴いて”ズカ――ン!”ときた。
「最後の最後の最後には 絶対なんとかなるからよー♪」と明るく歌う、フラカンのポジの部分がよく出た曲。


「最後の最後の最後には 絶対なんとかなるんだぜ―」と最後に
「絶対なんとかするんだぜー」に変わるのが良い。ただ楽観的だけの歌じゃない。


10 Crossing the Road Material / MOGWAI

MOGWAI史上のなかでもストレートにエモさをぶつけてきた曲。Fear satanと同じくワンフレーズをどんどん音を重ねて轟音へと導いていくタイプ。やっぱこれが最高なんすな!


昇天から4:25~でグルーヴを広めに取る部分は、自ら築き上げた轟音のなかで笑顔で踊りながら演奏しているかのよう。そんな余裕すら見えるのがMOGWAIのベテランっぷりを感じさせる。


9 ひかり / ハンバートハンバート

自殺未遂からはじまる衝撃のスタート。はじめて聴いた人は「あ、心地よいイントロだな」から動きが停止するのは必須。


えげつない歌詞なのに穏やかなメロディなのがまた。歌詞の物語は希望を見せたのか、それともやはり辛いことに変わりはないのか。4分の曲で映画並のストーリーを想像させるハンバートハンバートの音楽の極地です。

8 Anthem Song / 2

やっぱ歌詞っすなーあ。アルバムランキングの時も書いたけどバンド活動復活の熱意をここまで見事に描いた歌詞はなかなか無い。2017年で一番好きな歌詞です。


「新たに始まるストーリー 原作はなくて俺らオリジナルで進む 己への復讐劇 さぁ今から夜明けを迎えに行こうぜ」
「いつまでも いつまでも 夢見て生きてる 何度でも 何度でも 立ち上がれるのは
ANTHEM SONG ANTHEM SONG どこからともなく
ANTHEM SONG ANTHEM SONG 鳴り止まないからさ」

7 柿の木坂 / 電気グルーヴ

ど低音ベースにブレイクビーツ。電気では珍しい(初?)ガチなドラムン。ベースラインがめっちゃかっこええんよなぁ。


曲調もさることながら歌詞が全編シリアスなうえ、ちょい泣ける哀愁もあるのに驚いた。電気がこんな歌を歌うとは……。これはもはや事件です。

「金曜の夜でした 雨の日でした 懸命に思い出した 涙こぼした」


6 WHAT YOU GOT / tofubeats

3種の映像素材を切り貼りしただけのPVには驚かされましたが、あの映像のファンキーさがまさにこの曲なんですな。楽しい!笑顔!


似たようなフレーズを繰り返しながら、じょじょに音が加わっていく楽しさ。トラップを超自然に取り入れる楽しさ。そしてメロディの楽しさ。めっちゃウキウキする~。


5 kiss me quickly / スネオヘアー

スネオヘアー、話題になってないけど今でもめっちゃ良い曲作ってます。
疾走感あるシティポップなロック。憂いあるメロディは極上ですな。キーボードフレーズも素敵。


昨年3回観に行ったライブでこの曲が一番輝いてた。最新のスネオが最高のスネオ。
間奏で「つばきのおかもとなおこ!一色なおこ!」と紹介しておかもとさんが号泣しながらドラム叩いてたのは忘れられない。


4 ETERNALBEAT / ねごと

ねごとが何段も上のレベルに一気にステップアップした曲。
透明で疾走感のあるねごとの歌の魅力を残しながらサカナクションスーパーカーあたりのガチな人たちと並ぶレベルのダンスミュージック・トラック。
中毒性がハンパない!


3 Wawa By The Ocean / Mary Lattimore

ハープの多重ループによる昇天系アンビエント
ハープだけなのにガチな昇天っぷりは、はじめて聴いた時ホントに衝撃でした。タワレコの試聴機で腰砕けになるかと思った。


笑顔で天国まで昇れます。

2 SSWB / D.A.N

配信スタートは2016年だけどCDで発売したのは2017年なので入れちゃいます。
最初のベースを聴いた瞬間に「あ、ヤバい曲」ってのがわかりますよね。音もメロディもグルーヴもすべてが最高のベースライン。


クールかつ踊れる。文句のつけどころが無い曲!



1 Absolutely Imagination / GEZAN

ドラムにロスカルを迎えての新体制一曲目。バトンパス/新たな始まりを感じさせるユースすぎる一曲。
メロコア調で激しさと青さが共存した曲調はシンプルにヤル気を刺激してくる。GEZANがこんなバンドになるとは大阪時代は予想もしなかったなぁ。


歌詞が素晴らしい。
リンダリンダ」「MINOR THREAT」「PMA」とニヤッとする単語を配置し、
クライマックスの「どうしても忘れたい記憶よりも どうしても忘れたくない記憶のほうが多いから 今日もオレらの勝ちなんだ」の一節にはホント熱くなる。