soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/11/23 Fat Wrecked for 25 years(Swingin' Utter、Snuff、Good Riddance、Strung Out、Lagwagon、NOFX、Hi-STANDARD、TONY SLY TRIBUTE) @ 幕張メッセ

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FAT WRECKの25周年フェスが日本でも。FAT WRECKらしいラフなパンクの空気流れてました。
それでいて1年前に無くなったNo Use For a Nameのボーカリスト・トニースライを惜しむ空気も強くありました。愛です。

swingin' utter

ボーカルのマサカリを振り下ろすみたいな動きが面白かった。ギターとベースの2人がよくコーラスするのにマイク一本しかないのも最高!
荒くれロックな感じもして良いラフさでした。

snuff

中途半端に上手い日本語を使いまくり(笑)。
前日開催のozzfestをネタに「オジー呼んでくれてありがとう!」とか陽気さ爆発。演奏も元スカバンドらしくホーンやキーボードも入ったりで楽しげ。


最後はnofxとハイスタのメンバーが乱入して超ハッピー空間。レーベルのフェスだからこその仲間感。こういうのええな〜。

good riddance

うーん、ボーカルが危うい……。CDだとそんな風に思ったことはなかったんだけど。
シュッとしたルックスはめっさカッコいい。そこそこ楽しみにしてたんだけどあんまり響くものはなく。

Strung out

いきなりの「too close tn see」に死んだ!前半はピット後ろで見るつもりが5秒で理性決壊。結果Tシャツがお亡くなりになりました;


「too close to see」始まりの「matchbox」締め。「firecracker」や「westcoasttrendkill」もアリ。攻めまくりのセトリにピットで騒ぎまくった〜。やっぱコイツらのシリアスな爆速パンクは最高ですな!


Strung outのライブはいつもなんですが、またジェイソンばかり見てドラムを見るのを忘れてしまった;圧倒的なフロントマンとしての存在感。歌もめっちゃ上手い。
ギターはメタル入っててたまらんわー。


早くも体力尽きた感あってこれからのペース配分をどうしよう;

lagwagon

strung out後で死んでたのであまりしっかり見れず;


陽気なおじさん達ってイメージがあったけど今回はトニーのことに何度も触れてMCも演奏もシリアスだった気がする。「may 16」のギターソロのフォーメーションが決まりすぎで涙モン。


NOFX

最初に「喋らずにいっぱい曲やるよ」って言ってたわりにはよく喋ってた気がする(笑)


パンスプでやらなかった「Don't call me white」が聴けて大満足!この曲のサークルは勢いあったなぁ。
終わった今、ハイスタもNUFANも押さえてつい口ずさんでたのがこの曲でした。やっぱボスはすげーや!


「Linonium」「Champs Elysees」「murder the goverment」、RANCIDの「Radio」カバー……と良曲をマイペースに連発。25年だからとドラマチックにするのはnofxらしくないもんな。でも最後にトニーに捧げる「The Shortest Pier」のカバーは涙出そうだった。ステージ脇にトニーの子供(?)を座らせてる絵が……。


Hi-Standard

まさかの出演。人生初のハイスタ。夢みたいでした。
興奮し続けて一瞬で終わった気がする。


「wait for the sun」で肩組んで回ったり(慣れない動きしたから足ぐねった;)、「teenage are all asshole」が異常にカッコよかったり、「fighting fist」で拳握りしめたり。全曲が細胞レベルで身体に刻み込まれてる。
健さんが長めのギターソロ弾いたり色んなことしてたんやなぁと今になって気づく。


トニーに関するMCのあとに「Dear my friend」をやるのはヤバすぎた!今回は「stay gold」より「dear my friend」でした。


ラストが「can't help falling in love」ってのが死ぬほどよかった!汗なのか涙なのか自分でもわかんない状態で、とにかく感情が爆発して、拳を握りしめてシンガロングしました。あの瞬間は3年経ったいまでもすごく覚えてる。


再結成について深く言及するでもなく、日本の現状を憂うMCも無く(東北ライブハウスのブースもたぶんなかった)、ただたたFat wreckのお祝いとトニーへの追悼のためにステージに立ってるのがよかった。すげーレーベルや!


TONY SLY TRIBUTE

トニー・スライ・トリビュートは弾き語りからはじまり、メンバーが入れ替わり立ち代わりのバンドセットへ移行。
トニーへの愛を感じながらしんみりしました。


最後はハイスタ+ボーカルで「international you day」、「soulmate」「justified black eye」とおいしいとこを任されてました。
「international you day」は妙にテンポが遅くて……うーん。あとBメロでギターとベースがジャンプするアレはやってほしかったなぁ。しかしホント名曲やわ。


本人達がfat wreckなんだから25周年は祝うでもなく当たり前。それよりトニーへの愛が充満したイベントでした。