soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/12/07 山本精一(+須原敬三、砂十島NANI)・童謡レコ発 @ 梅田シャングリラ

山本精一さん「童謡(わざうた)」のレコ発~。
物販がベアーズのスタッフさん達でベアーズの空気ありました;


最高やった~!
ギターの音像がいつになくぶっとくてまるで丸太みたいだった。
質量感ある音で奏でられるギターが歌に寄り添っているのがホント気持ちよくて。後半になるにつれ熱を浴びてくる演奏が最高でしたー。


歌も普段より感情がこもってた気がする。
全体的に良い意味で”普通のロックバンド”っぽい印象を持ちました。難しい要素もトリッキーな要素もうまく歌モノに落とし込んでる。それがグイグイと感情を刺激してきた。山本さんの歌モノはベアーズで聴くことが多いけどシャングリラで聴くとまた違うなぁ。


ほぼノーMCで進行して、ロックな曲(「Days」だっけ?)の前に低い声で”ワン・ツー・スリー……”とカウントしたのが異常に渋かっこよくてゾクッときました。


NANIさんが静かなバンドで叩いてるのははじめて見たかも。
最初はぎこちない感じがしたけど後半になるにつれハマってった!ドカドカ叩いた時の原始的なパワーは千寿さんや陽二郎さんにはないモノだなぁ。良かったっす!
須原さんのベースは文句無し。とにかく山本さんの歌/ギターを合う。


アンコールは羅針盤で「光の手」と「ソングライン」。どっちも大好きな曲だから嬉しかった~。
この日の羅針盤曲は元羅針盤のおふたりから特別な感情を感じてなんだか泣きそうになりました。


「ソングライン」のギターソロは今年の山本さんのベスト級でした。ノイズになりそうなパワーをポジティブなメロディに変換してエモーショナルなソロにしてた。須原さんと短いアイコンタクトで進めていくのがカッコ良すぎて……良いモン見ました聴きました。


最後にこの日の山本さんの二面性を。
「月曜で来れなかった人多かったんで3月にもベアーズでやります」
「ほぼ同じことします」
「その時期になったら新曲が出来てきてると思います」
「今日とは全然違うことをします」