soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/02/21 水橋春夫グループ、ヰタ・セクスアリス、山本精一+須原敬三+TAIQUI @ 難波ベアーズ

ヰタ・セクスアリス

須原さんがベースを担当するヰタ・セクスアリス。名前はよく見かけるけど初見。
ゴキゲンな歌のサイケロックでした。ボーカルのキャラを中心にムード作りが完璧。昭和の怪しい見世物小屋に迷い込んだ気分になった。


後半になるにつれ演奏の熱量が高まってきて特にギターはどんどんキレキレのプレイを披露してて”うおおおお!”ってテンションあがりました。小池栄子似の美人なドラムの人も笑顔で良い演奏してた~。

山本精一須原敬三+TAIQUI

二番手は山本精一須原敬三+TAIQUIのスペシャルユニット。
ちょっとハイに入ってる山本さん。だいぶ崩した荒いプレイでの「ラプソディア」ではじまり「飛ぶ人」「めざめのバラッド」やら。
ラフな音でロックな感触なれど「めざめのバラッド」の中盤の爆発部分では早めにブレーキを踏んだりと、このあとに控える大先輩の前で抑えてた感もあり。


ラストから2曲目の「EVER GRAY」が素晴らしかった!ハイウェイロック的なグイグイ進んでいく演奏。目をつむると車のハンドルと荒野の一本道が見えた気がした。ギターソロもロックな勢いで弾き通してとにかく気持ちのいい演奏でしたー。

水橋春夫グループ

水橋春夫グループは元ジャックスの水橋さんと谷野さん+ヰタ・セクスアリスの演奏陣。お2人はもう60台後半らしいですが…渋い!もう出てきた瞬間からカッコイイ!
そしてギタープレイの強烈なコト。山本さんのギターを聴いたあとでも”うおっ!”ってなるサイケなパワフルっぷり。いや驚いた……。


近々に発売するアルバムから数曲やジャックスの「時計をとめて」など。
ノレるし胸に染みこんでもくる素敵なロック。MCでの水橋さんとヰタ・セクスアリスのギター(今回の企画者)とのやり取りも面白かった(笑)谷野さんのツッコミも絶妙。


途中からスペシャルゲスト・山本精一さん。ジャックスの曲を。
水橋さん、ヰタ・セクスアリスのギター、須原さん、山本さんの4ギター体勢!でもごちゃっとすることはなく。山本さんは積極的にソロ入れてました。前の「EVER GRAY」のノリがちょっと残ってたかな?


リクエストがあったのでアンコールに「からっぽの世界」をやるも完全な初合わせらしくグダグダに;
ヰタ・セクスアリスのドラムさんがめっちゃ不安そうに叩いてた(笑)そりゃ大先輩達に囲まれて叩いたことないバラードを叩くなんて……;
”さすがにこれじゃ終われない”と新曲を再演して終了。素敵なライブでした~。