2016/02/27 N'夙川BOYS @ 恵比寿ガーデンプレイス
N'夙川BOYS・活動休止前ラストライブ @ 東京の恵比寿ガーデンプレイスへ!
大阪のチケットも買っていたのですが……まさかのライブの日を忘れてスルーしてしまうミス!
大好きな夙川BOYSのラストライブは絶対に行きたい!と弾丸ツアーで行ってきました。
ほー、恵比寿ガーデンプレイスは体育館みたいな会場ですなぁ。大阪にはない雰囲気。しいていえば中之島リバープレイスか?
マニアックな曲は廃して人気曲ばかりのベストなセトリ。休止前に聴きたかったあの曲もあの曲もやってくれた。
バンドがやりたいこと以上に客が聴きたい曲を選んでくれた印象。そんなとこもThank youの気持ちがこもってた!
マーヤはずっと笑ってました。昔は夙川でももっとギラギラしててキンブラのマーヤに近かった気がする。浮世絵離れ/日本人離れしてたというか。
今はびっしり切替わっててキンブラのマーヤと夙川のマーヤLOVEで違う。マーヤLOVEはしばらく見れないんだなぁ、と思うと寂しくも。
一番の事件はシンノスケがついに喋った!ライブの最初ではギターで感情表現してたのに……マイク持つだけでものすごい歓声(笑)
めっちゃ誠実なしゃべり方。あのファッションで真面目に話すというネタでなく、根本から真面目なとこがあるんだろうなって話し方でさらに好感度アップ。
キンブラのラストライブのときも喋ってたっけ?ってかインタビューでは普通に喋ってるか。でも夙川BOYSのステージ上で喋ったことに意味がある
ライブは明るいムードで進行。最後まで休止に触れないんじゃないかってぐらいに明るくキラキラと進んでいったラストライブでした。
ロックンロールの”衝動でウワーーー!”ってなるんじゃなくて、最初の一音で”ウワっ!名曲キタ!!って思えるようなそんな感情の連続だった。スマパンライブで名曲始まる瞬間が何度もくるみたいな。衝動以上に9年間の歴史を反復できるライブでした。
マーヤLOVEのMCは叫び煽るんじゃなくて”今ライブしてる楽しさ”と”9年間ありがとう”を何度も伝える言葉。ホントに何度も”サンキュー”と”ありがとう”を言ってた。ありがとうのときが小山雅史の素が出てたような気がします。
そして言ってることは基本的に江頭2:50と同じでした。安定したレギュラーより一回の伝説!
ライブを見てて、色んな場所でのライブの思い出がフラッシュバックしました。
メジャー後にまさかのベアーズでライブしたこと。SUNSUIのラストライブ。雨のRUSH BALL。初期の尖りが蘇ったSKATERS NITE。将棋倒しに耐えながら初めて見たComing' Kobe'11。 良い想い出ばかり。
「24hour」「マジシャン」「ミッドナイトエンジェル」「Kill夢ドライブ」……ホント名曲がいっぱい。「シャンソン」やってくれたのも嬉しかったなー。Fandangoレコ発で”シャンシャン♪”と歌い続けるリンダをマーヤが”こんな女がカラオケにいたらヤバイ(笑)”って言ったの思い出した
「THEシーン」では”2人はベストフレンド~♪”を客で大合唱。2番はほぼ全部客に歌わせて楽しそうに指揮するマーヤ。アレは美しいシーンだった。いま思い出してなんか泣きそう;
最新作からは「BANDがしたい」。マーヤとリンダのツインドラム。サビ後に2人でドコドコするのがカッコ良すぎた。シンプルなポップソングかと思いきやオリジナリティいっぱい。最近のアルバム微妙だなーと思ってたけどまだまだ進化してたのに自分は気づいてなかったのかも。
定番の「Candy People」「プラネットマジック」「アダムとイヴがそっと」ももちろん外さない。
「フェアリー」ではマーヤがマイクスタンドぶっ叩いてけっこうな量の血が出るロックンロール。あの体力を使うアクションを×4してその後マーヤは身体はダウンだけど心はハイなヤバイゾーンヘ。
大名曲「物語はちと不安定」。今は亡きSUNSUIのラストライブを思い出します。シンノスケはスピーカーの上で自らライトの角度を変えたスポットライトを浴びながらギターソロ→ダイブ。人の上の滞在時間は意外とあっさり。
「物語はちと不安定」はサビ前の”1・2・3・4”のカウントが一番テンション上がるな。自分も感情ぶち撒けました。ロックンロールにはカウントが必要や!
アンコールに「死神DANCE」。バックに太陽の絵が映し出される。リンダがめっちゃ良いドラムを叩いてました。和田シンジが乗り移ったかのようにパワフルで……神秘的ですらあった。
「死神DANCE」の歌詞の場所はずっと太陽の塔の”下”の広場の話だと思ってたけど、もしかして太陽の塔の”中”でもしっくりくるかも、と。
入ったことないけどウワサで言い継がれてる赤い空間。色んな起源のオブジェが置かれてる空間。今回の「死神DANCE」ではあの空間が見えました。そんなエネルギーがあった。
急遽行ってきた大阪から東京まで行ってきた夙川ボーイズのラストライブ。その場では実は思ってたほど高まりきってない自分も感じてました。もっと感情が崩壊するかと思った。
でも一日経ってから、音源聴きながらジワジワきてました。無理してでも行ってよかった。
そういやマーヤが”俺は実はスロースターター。出てすぐにガン飛ばしてるけど中は冷静。スイッチが点くときは客と目があって、ソイツがめっちゃ笑顔だったとき”って言ってた。”あぁ、その瞬間は何度も見たことあるぞ”と。こういうゆっくり喋るMCも夙川ボーイズならではやったなぁ。
ライブ中は2階関係者に色んなバンドのスゴい顔ぶれ。
一番前のめりになって見てるのがギターウルフ・セイジさんってのにグッときた。
グラサンに革ジャン。オフの関係者席でもステージとまったく同じ格好でした。