soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/04/08 あらかじめ決められた恋人たちへ、オータケコーハン @ CONPASS

オータケコーハン

OAにあら恋ギターのオータケコーハンさんがソロ。
LAGITAGIDAとsajjanuでも活動されてますね。どっちも見たことあるのにギターが同じ人だとは知らなかった。sajjanuの音楽性が変態すぎて;


MPCを駆使してヒップホップ/ジューク/エクスペリメンタルをクロスオーバーするサウンド+激テクなド変態ギター。フニャフニャしたギターの音だけど指が尋常ないくらい動いてた;


ギターよりMPCを弄ってるコトの方が多かったかな?変拍子は意外と少なめでシンプルにノレる感じ。でもやっぱどこか変ってなソロライブでした。
これから始まる本

あらかじめ決められた恋人たちへ

最高!気持ちよすぎて目を開けてられなかった。新譜のモード。今の編成のモード。何度も昇天しましたー。



最初は池永さんのハーモニカが音小さいかなぁと不安になったけどすぐに立ち直して音の洪水にまみれることができました。なんか走馬灯的な過去の思い出が見えることが幾度か(笑)


暗めで表情がよく見えないステージで踊れて泣ける轟音。
前半は「blast」の超速スネアロールにはじまってがっつり踊らせるゾーン。中盤からは精神をどこかに連れてってくれるような音に。そして終盤はハーモニカでメロディ奏でた「gone」をきっかけにまた踊らせにくる!という流れ。


前半はガヤガヤしてた客が中盤からは完全にステージに集中してた。
みんなが音楽と自分との世界に入ってるのが気配でわかる。劔さんがツイートしてた”(あら恋は)ひとり自分を見つめることのできる音楽”ってのはまさにでした。


旧編成のあら恋は4人の個性が融合してひとつの渦が出来てた印象がります。
いまは全体で曲のボーンを作って、随所で1人がライトアップされる感じがする。
前がメロコアなら今はファンクといいますか。特にクリテツさんのテルミンの働きが大きく変わってより鮮明な音像でグッとくる!


アルバムだと大好きだった「view」が思ったよりガツンと来なかった自分が意外。裏打ちピアノがあんまり聴こえなかったからかな?
ドラムのGOTOさんは池永さんの機材でほとんど見えかったのが残念;でも「風化」のタカタカした音にハッとさせられたり……新しいあら恋のバッテリーって感じがしました。


ライブバージョンの「月下」は静かになってからの展開がmogwai fear satanみたいで大好き。CD版と印象が全然違う。


ミナホのリハでやってた「ラセン」は今は封印中なんかな?
すこし毛色が違うのかもしれないけど今のメンバーでやるとどうなるか見てみたいんでいつかやってくれるのを期待!


クリテツさんサイドが異常な盛り上がりで楽しかった~。魂を振り絞って踊ってるような人たち。知り合いってわけでもなさそうだったけど不思議と集結してた。クリテツさんが呼び寄せるナニかを持ってるのか;
真ん中あたりではゆったり踊ってる人もいて…良いフロアやったなぁ。


普段は真顔で演奏してる人逹が、本編最後の曲(曲は忘れた;)で笑いあいながら演奏してるのにグッときました。
池永さんクリテツさんはまだしも釼さんが演奏中にあんな笑顔を見せてるのははじめて見たかも。