soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/04/11 Brandon Coleman @ Billboard Live 2nd stage

ブランドン・コールマンのライヴ見に行ったらシークレットゲストにカマシ・ワシントン!
最初から最後までがっつり参加。帽子を被ってたためトレードマークのたてがみヘアーは確認できず;


パッと聴くとオサレなフューチャージャズ/P-FUNKなようで、よく聴くとインプロ的に渾身のソロしまくりド派手@パワー型な音でした。ほっとくと延々ソロしてそうなキケンなヤツらばかり。1人あたりのソロが長い!(笑)


MCでは何度も「SPACE(宇宙)」という言葉が出てて、たしかにぶっ飛べるスピリチュアルな感触がありました。でもシリアスなムードはなくファンキーなコールマンの人柄がそのままステージに出てたとこも。


ブランドン・コールマンは笑顔でキーボード弾きまくり。ピアノやショルキーに楽器を替えてもとにかく弾きまくり。たまにコズミックなプレイも披露。キース・ジャレットのように”快・感”な表情で弾いてるのは見ててこっちも楽しくなってくる。ジョークもよく言うしファンキーな人でした。


カマシ・ワシントンは熱のこもった演奏よりムーディなソロが素晴らしかった。同じ音数で交互に演奏しあうコールマンとの即興はビビッときました。3分ぐらいやってたけど;
あと佇まいの存在感。神の使いのような神秘的な空気があった。


そしてドラムが素晴らしかった!
マークジュリアナやクリスデイヴとは違って、とにかく隙間なく叩きまくるカッコよさ/気持ちよさがあるドラマー。最初から最後までずっとスゴかった……。なんだかんだでこういうドラムが好きやなー。
新時代ジャズ的なドラムもたまに顔見せて面白かったです


ギターも鋭いカッティングで気持ちいい。ただベースがどうも自分に合わなかったというか……グルーブが自分の中に気持よく入ってこなかったなぁ、ってのがあります。
終盤のスラップはカッコよかったけども……カッ!カッ!と正確にならすのでもうちょっとスウィングが欲しかったかなぁ、と。


コールマンを筆頭にとにかく熱量の多いソロで押す。CDだとクールな「Drifting' Away」は二曲目にやってたけど”ラスト曲か!”ってなくらいのソロに発展してた;
各プレイヤーの演奏力は文句無し。ただどうも燃え上がりきらないトコロもあったり。スゴいけどうお!ってな心掴まれるフレーズが少なかった……かな?
とはいえ盛り上がりまくるソロプレイは見応えありました