soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/05/28 NOISE MAYDAY 2016(MASONNA、SOLMANIA、orhythmo、USC and Leah P、蒸発都市) @ 難波ベアーズ

ノイズメーデー~。去年、一昨年とTaicoと被ってたので3年ぶり!

蒸発都市

ギター&マイクオンリーのイメージがあるけど今回はテーブルいっぱいにエフェクタやらCDJ(?)やらを用意。スタイル変えてきたな。
全力疾走的なスピード感ノイズは相変わらずキモチイイの一言。最初はおおっ!と思ったけど演奏時間が長くてちょい間延びしたかなぁという気はするかも。色々と試しすぎたか?



USC

アメリカから来たUSC and Leah P。それぞれ個別で演奏。
Leah Pは女性ノイジシャン。youtubeに3分ぐらいのライブがあがってて気になってました。
エフェクタ機材4つほどを高速の手さばきで操る非常にライブ感のあるライブ。約5分でスピーディにキメてカッコイイ!


普通に美人な方が頭を振り乱してノイズを撒き散らす様はゾクゾクしました。卓上のノイジシャンであそこまでアグレッシブに手が動いてる人は初めてだなぁ。スパっと終わった後の”サンキュー!”がキュートな声なのがギャップあってまた良い


USC

数学者っぽい知的なメガネの男性。メタルプレートをかきむしってのノイズ。最初はクールに鳴らしてるかと思いきや、後半からピンマイクを口に加えて絶叫したりメタルプレートをぶん回したり。
終盤は床に叩きつける暴れっぷりにアツくなった!


USC and Leah P、2人合わせて15分くらいのライブ。短時間で強烈な印象を残して去っていく姿がカッコよすぎました

orhythmo

ベースを使ったズブズブと沼にハマっていく美しくダークなノイズ。幽霊船(聖剣3)→魔列車(FF6)って感じ(個人のイメージです;
浸れるノイズがイベントの真ん中で良いアクセントになってた。かなり好きな感じやったなー


最近、幽霊船系の雰囲気が好きだったりする。一昨日の山本さんのギターソロもそんな感じだった。Nurse with woundも題材にしてたし幽霊船と音楽って相性いいよなー。

Solmania

シリアスなムードで気合の入ったライブでした。
中盤に克己さんがスタンドを倒してアタフタする場面はあったけどそれだけアグレッシブな動きがあった。終盤になるにつれロック成分が高まり大野さんがギターを高く掲げる場面も。


宇宙成分は少なめでロックに絡む2人が聴けた気がする。交互にギターを鳴らすトコとかめっちゃカッコよかったです。
あと克己さんが溜めのポーズから”ズゥーーーン!”ってどデカい重低音鳴らした瞬間にウホぁ!ってなった。


MASONNA

ライヴ時間は計測ミスった(泣)周り曰く30〜40秒。


いきなりの機材トラブルでノイズ鳴ってたの5秒くらい。あとはマイクスタンド振り回して帰ってきました。それで納得できるのがマゾンナ


開始すぐに断線してノイズが出なくなったそうで。
すぐにマイク振り回しに切り替えて、復帰を試みるより潔く終わる。トラブルのカバーとしては最善か
もはや”ノイズ”ってより”マゾンナ”という唯一無二のモノだよなぁ


ここまで強烈なノイズがずっと続いて”トリのマゾンナはどうなる?”と思ったらまさかのハーシュノイズがほとんど鳴らず、マイクを振り回すドゴ!ドガっ!って音が聴こえてくるだけのレアなパターンに(笑)
ノイズメーデー主催がほとんどノイズ無し。でも”アリやなー”と;


(リハ)「あれ?音小さい?」
「あれ?いつもの”1234!”じゃない?」
「あれ?やっぱ音が小さい?」
「あれ?早くもシャウトだけの段階に?」
「あれ?このマイクの振り回し方、客席に投げ込んでくる!?」
「あれ?帰ったーー!?!」
今日のマゾンナは驚きの連続でした。



ノイズメーデー、爆音、出演順、オチ(?)と満足なノイズまみれの3時間でした。
そういや初ベアーズって2010年のノイズメーデーだったなぁ。