soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/01/22 OGRE YOU ASSHOLE @ 梅田AKASO

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最高やった!脳汁出まくった!


前日に見たトクマルシューゴとの対比も面白い。
器用でめっちゃ喋るトクマルシューゴ(バンド)は人間の姿した神々。
ほぼノーMCで圧巻の音を繰り出してくるオウガは聖獣的な化物。
ってな感じでした。
同じ方向を向いてて、同じ高みにいる2バンドだけどこうも違うもんなんだかなぁ。
どっちもホント良かった!上半期ベスト候補が2つ!



大きく分けて”ポップ”、”ダンス”、”音響”の曲群の3部構成。
各曲群のピークを演出するのは過去曲。それらが今と変わらないくらいコアな要素もあってハッとした。
そしてそれぞれを繋ぐのが新譜の曲ってのが面白い。
新譜を"顔"でなく"骨"にしてライブを大きく3構成にして過去曲でピークを作る面白いレコ発の形。凄すぎたーー!!!
まぎれもなくレコ発でありながらベストでもある。このライブ構成はノーベル賞モンだと思います。



ポップな過去曲中心のパートはシンプルなバンドとしてのオウガの良さを堪能。
ガっと音を配置してくベースとか今も昔も変わらないトコもあるんだなぁ 。


ダンスな要素の強いパートは、意識がオウガの音に完全に飲み込まれてたのもあり圧巻。
なかでも「見えないルール」は神がかってカッコよかった!馬渕さんの弾くというより叩きつけるようなノイズギター・ソロ。あんな「見えないルール」は初だ! 
ダンスパートのピークを担当した「フラッグ」も展開という展開がキマリまくっててヤバかったです!


盛り上げに盛り上げて、一旦落として今度は音響系のノリで高める。
”もうコレ以上は無いだろう?”の後に普通に”有る”のがオウガのスゴさです。
バンドもフロアも完全に熟した状態で”マジで、いま「ロープ」やっちゃうの?”って来たときは心の中でヤバイ!×9ってなりました。


で、さらにアンコールでもう一回”有った”。「ワイパー」で昇天。もう降参です……;


勝浦さんは叩いてる姿はあまり見えなかったけど面白いリズムいっぱい。
清水のしっかりとリズムを刻む身体の揺れと一緒に鳴らすベースは生理的レベルで気持ちよかった
ギター2人は、馬渕さんは全体的に抑えめ。出戸さんがギターでも中心となって音を出してる感じがありました。ただ大爆発する時は溜めまくってた馬渕さんが全力でくる。このカタルシス


今日はとにかく出戸さんが歌でもギターでも”フロント”って感じがしたなぁ。出戸さんがアップストロークで出す音がめっちゃ気持ちいいと気づいた。あぁ、出戸さんカッコいい……。


新曲で1番ビビっときたのは「かんたんな自由」。
実はこの曲、前からよく披露してたけどそこまで好きじゃありませんでした。
でも今回は違った。ギターで輪郭のあるメロディを描く新オウガを表す曲だと思ってた……のが強烈なぶっとび曲に!曲の肝となる「ティリティリ~♪」の用途をまったく変えてきた!