soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/06/03 怒髪天 @ 味園ユニバース

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怒髪天のワンマン!
フェスで”男!大人!酒!”なライブに毎度泣かされてるけどワンマン……てかライブハウスで見るのは初でした。ん?ユニバースはライブハウス?



良かったです!
カッコいい、切ない、楽しい……もちろん色々あるけど、まず疑いようもなく”アニキ”である、って点で涙が出ました。



まず増子兄ィのヴォーカリストとしてのスゴさに震えました。
ラード……いやもはや演歌なスローソングで歌い上げるのが素晴らしくてノルのも忘れて聴き入ってました。


あと、いままであまり注目してなかったけど怒髪天のギターってめちゃくちゃいいですね。
鋭いカッティング、エモいソロ&速いソロ、実験的なエフェクタ使いまで。色々やって面白いしカッコいい。なにより弾いてる時の笑顔がステキ。増子兄ィとはまた違った年上の魅力。


力強いロックに乗って、ライブでもクリアに脳が理解できる歌詞。”特別なことをしなくていいんだ。ネガティブになるな”ってな歌詞はありそうで意外と歌ってる人はすくないようなぁ。


最新曲の「赤ら月」のサビがまたいい。
”ショーモナイ日々も いつか笑える日が来る
特別な事は起こらなくてもイイのさ
ビールが美味けりゃ オーライ!”


「宿六小唄」でまた涙。
”今日の事すら出来ない男に どうして明日が見えてこようか
自分の事も出来ない俺に オマエの涙を拭えるハズあるもんか”


「酒燃料爆心曲」や「オトナノススメ」はもう別次元レベルでスゴい。最初の音から最後の音までずっと楽しい!




MCは面白くて元気出る!
増子兄ィが俳優をやったエピソードを話す時に、俳優を楽しんでリスペクトしながらも”俺らのホームはバンドだ”と迷いもなく言ったのに震えた。誰も傷付けずに自分たちの道を貫いてる。カッコいいぜ!




バンドも客もみんな笑顔がいいんだよなぁ。つまらなさそうにしみったれた顔してる人がゼロだった。
ふと横をの客を見るとおじいさんが顔のシワを笑顔でクシャとしながら手を振ってた。その光景にまた感動。


しっかりした演奏。数々の良い曲。カオスな会場。全力で楽しみにいってる客。
楽しいが溢れた最高のロックショウでした!