2017/07/15 SuiseiNoboAz、King Brothers、GEZAN ＠ 十三ファンダンゴ
梅田見放題を離脱してファンダンゴへ〜。
GEZANとキンブラ。こんな強烈な2組を呼んじゃってボアズは大丈夫か？食われないか？ってな面白さのあるブッキングでした。
そこそこな客入り。モッシュも抑えめでハードコアな感じの人たちは意外と少なかったかな？
GEZAN
もうなんか別次元にきとる……。
曲はどんどんパンクになっていくのに音は音響系に向かってる。なんだかモグワイのライブみたいな音の鳴りでした。ヤバい！
『Never end roll』の曲を中心に。
「end roll」でスタート。音の出方がパンクというよりポストロック。深く重い、そして神秘的。ファンダンゴが野外になったようなスケールに圧倒されました。
「blue hour」「言いたいだけのvoid」などのメロコアにも近いキャッチー＆パンクな曲にスローテンポの昇天系曲も絡む。ユース/パンク感と神秘/音響派感、どちらの魅力も増幅させながら混ざり合っててものスゴいレベルに達しています。
今までのGEZANはマヒトさんの才能が、主に音響派面においては目立ってたけど、今はGEZAN4人で出す音のレベルが格段にあがってる印象がありました。
曲途中でカルロスさんのストラップが切れちゃって弾きにくい体勢のまま根性で弾き通してたのがエモかった。カルロスさんがピュアな笑顔でめっちゃいい表情するようになったんよなぁ。ユースだ。
客も我慢ができずに「wasted youth」でモッシュ発生。GEZANのライブは客も荒々しく正面からぶつかるのが似合う。パンキッシュでも神秘的でも。
ギタートラブルによる2回のやり直しから「Absolutely Imagination」。最新曲がしっかり盛り上がるのはいいよなぁ。ギターをイーグル・タカさんにぶん投げて終了。まだキレキレなとこがあるんや；
大阪を代表するハコ・ファンダンゴで見るGEZANはクルものがありますなぁ。
そういやはじめてGEZAN見たのもファンダンゴだったな。ダモ鈴木とBO NINGENとの対バン。
KING BROTHERS
「BIG BOSS」「魂を売り飛ばせ」…...とロックな曲でスタート。ガンガンとくる……けどマーヤはロックよりご機嫌モードでマーヤLOVEっぽい笑顔もよくしてた。飛び込む気配があまり感じられず。
中盤に長めのジャムっぽい昇天系の曲を。「メッセージ」では無かったよな？GEZANやボアズっぽいトコがあったかも。寄せてきた？
ファンクでトライバルなダンス的な曲も。新曲だろうか？ゾニーさんのシャープなロールが歴代ドラマーにはない感じでした。3人ともロックンロールなんやけど器用なんよなぁ。
マーヤのダイブがないまま終わりそうな気配もあったけど最後の「ルル」でフロアライブに移行して…やっぱダイブ！
柱についたテーブルに乗って叫びちらしたあとに何周も客の頭の上を回ってました。
suiseinoboaz
強烈の対バンのあとでも納得の良ライブ！強烈でストイックでちょい奇天烈なロックやった！
4人体勢になって初めて見ました。
溝渕さんの後……というプレッシャーのかかるベース後任者はLAGITAGIDAの人。激テク集団からの登場で演奏力はもちろん問題なし！
ギターがかなりヤンチャに暴れまわる人が入ってました。大森靖子のTHEピンクトカレフの人ですな。
昔のヒップホップなリズムに比べると、ストレートなロックの成分が強くなってる。でもZAZENに近いタイトなキメやラップっぽい歌い方など1st時代の血肉が良い感じに残ってる。バランスがすごく良い。
石原さんのギターの音がキュイーンとまた気持ちいいんだ！
MCも歌い方も一筋縄ではいかない感じ。こんな人だっけ？
焦燥感、衝動感が溢れててカリスマ性がでまくってました。
ラストは「Liquid rainbow」。音源だとクールな印象だけどライブだと熱い！”いつかLiquid Rainbowがやってきて。俺たちみんなを助けてくれる！”の歌い方が熱い！
曲の最後にギターはダイブ。石原さんはギターを天井のコードにかけてアンプを肩に担ぎながらシャウトしておりました。
ハチャメチャなロックの部分も見せて、ぶっ壊れた興奮を残して終了。
対バンに食われるんじゃないかと思いきやしっかり主役のライブをしていった。すげーぜ！
