soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/12/09 VIDEOTAPEMUSIC、思い出野郎Aチーム @ GABU

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思い出野郎Aチーム~。対バンにVIDEOMUSICTAPES!カクバリズムのツーマンです。


場所は十三に新しくできたライブハウスGABU!第七藝術劇場やボーリング場が入ったビルですな。
名前の由来はガブ飲みのGABUかな?南国でオサレなロビーでファンダンゴと正反対w
ロビーは狭いけどドリンク列の導線矢印書いたり、ロッカーいっぱいあったり工夫してました。
フロアはなかなか広いな〜。36ベアーズぐらい?1.5ファンダンゴ
ステージはそんな高くないかな?

VIDEOTAPEMUSIC

やはり気持ちよかった!


映像ありきでなく、映像の”音”が自然と曲に入ってくるのがええよなぁ。
映像とのソロバトルとかたまらん。映像ループかと思ったら生で最高グルーヴのリズム叩いてたり。うーん、面白い!


カクバリズム祭のときのセトリ+ソロパートって感じでした。
ソロはタブ色が強まってズブズブと音に溺れちゃう。コレもアリですなぁ。


日常やテレビの映像をサンプリングすることで、”生活”に素晴らしい音楽が溢れてるコトに気づかせてくれる。
特に「Fiction Romance」の老人ダンスクラブ映像から音をなぞって曲にしてく部分。最初は老人に失笑してる人がいたけどそれが音楽に溶け込むと極上サウンドになってみんなウットリしてました。


映像込みサンプリングとのシンクロ演奏も面白い。
そしてバンドでもブラスとピアニカを一緒に鳴らすってのが面白い。
ブラスオンリーとは明らかに違う特殊な音の響きになっててすごい新感覚。それが意識向けないとわからないぐらい自然に鳴ってるのがいい。


ライブ全体も曲単位でもストーリー性があるのが素敵です。
終!のヤツとか。うほーーーってなる。
結構短いスパンで見てるけどまだまだ見たい!聴いてる時も終わった時も気持ちよさがハンパないです。
VIDEOTAPEMUSICさん自体もシュッとしてかっこええしなー。


思い出野郎Aチーム

初見。やっぱライブは楽しかった!


MCで自分たちのサウンドを”ファンクのカッコよさを間違えたフレーズ”って言ってたけどまさにソレ。
つまりは在日ファンクと真反対。あっちはコピーしてもなんか違っちゃう面白さ。こっちはハナから違うけど気にすんなー的な面白さ。


男臭さしかない歌が最高です。なんか安心する(笑)なにげに地味に歌上手いよなぁ。
MCも笑いのツボを押さえた感じで、どこかHARD CORE DUDEを思わせるトコもありました;
「チューニングできた?嘘でしょ。ホント?弾いてみ?」
(ジャラーーン♪)
「出来てるじゃん」
の流れはツボった(笑)


レコ初だけどそこまで新譜にこだわってない感じで半々くらいだった?
キーボードが何気に良いフレーズを弾きまくってます。
トロンボーンやトランペットがパート無いときは酒飲んで踊ってるおっちゃんになってるのが面白い(笑)
あと全員でキーボードソロをガン見したり;客か(笑)


ただフロアの盛り上がりは…うーん、不完全燃焼。
あれだけハッピーでファンクな演奏なのに踊ってる人は一部。ガチで盛り上がってるグループはほんの一握りって感じ。
年齢層が高めでカクバリズムファンばかりでも無さそうだったり、どういう売れ方してるのか謎ですなぁ。



VIDEOTAPEMUSICと思い出野郎Aチーム、演奏は最高だったけどフロアの盛り上がりが~~~~~~~!!とかなり悔いの残るとこもありました。
うむむむむ、DYGLの時も思ったけど最近の大阪……の”邦ロック最前線”と”超コア”の”間”の部分がおとなしすぎないですか?