soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/12/16 布袋寅泰 @ オリックス劇場

f:id:soundwing:20171216172535j:plain



人生初の布袋寅泰。やーカッコよかった!!


グッズにキッチンミットがあって吹きました。大物のグッズでけっこう頭おかしいのおおいよなぁ。B’zの人生ゲームとかポルノのぬか漬けとか……。


f:id:soundwing:20171217214909j:plain


布袋さんの動きはクネクネっとしてなんか面白い(笑)
なのに背が高いからそれもが映える。ライブの最後、感動的なギターソロをキメて白い照明のなかに消えてったポーズは芸術でした。


メンバーはギター、ベース(roosters)、ドラム(外国人)、キーボード、デジタルとかパーカスとか色々担当の6人編成。
キーボードの奥野さんはSFU(かな?)のライブがあって大阪だけ不参加。見たかったなー。しかし代わりに入ってた佐藤さんも素晴らしい仕事っぷり。ソロからテーマリフからバッキングから色々弾きこなしていました。


前半の”踊れる布袋”コーナーは、ギターリフの組み方が完全にインダストリアル・メタルのソレ。ギターがリズムしてる。サンプリング的な活用方法。インダストリアル好きってのは本当だなぁ。
そしてキーボードによるデジタルな味付けが素晴らしい。ここまでデジタルサウンドが溶け込んでる日本ロックを生で見たことはかつてないかも、ってレベル。


新譜からは「Amplify」のデジタル疾走感と「Paradox」のヘヴィなEBMロック感がたまんなかったです。
あと「アクアリウム」は後半が昇天ポストロックで”こんなこともできるのか”と。
あと本編最後に演奏された「dreamers are lonely」。曲自体が名バラードだし、歌詞とそこに付随する演奏のパワーに涙が出そうになりました。素晴らしかった!


終盤は古めの曲ラッシュ。「バンビーナ」のカッコイイことよ!
”レッツゴー!”でグレーの照明にバンドが照らされたときはトリハダモンでしたー……。
AメロもBメロもサビもギターソロも客との掛け合いも終わり方も、頭からケツまで全てがカッコよかった!


boowy曲もいくつか。「スリル」をやらなかったのだけは残念だなぁ。
最後のバラード「ヒトコト」は泣けたなー。渾身のロックバラードだった。
最後の最後にに奥野さん不在のお詫びとしてアコースティックで「lonely wild」。アコギだと布袋さんのギターの旨さが際立つな。


今回のライブを一言で表すなら”dreamer”。
大の布袋ファンのギタリストが一緒にツアーしてるドリーム。昔にROOSTERSと争って今は一緒に演奏してるドリーム。ロンドンで200〜300人を前にライブして今も挑戦してるドリーム。
布袋さんの叶えられた夢やいま目指してる夢。なんか勇気づけられました。


わかりやすいロックスターでもないし、超々イケメンってわけでもない。”布袋”としかいいようのない魅力。
心配(?)してたボーカルは全然気にならず。むしろ車掌のアナウンス理論で聴き取りやすさもあった;


新譜はバラード中心のイメージがあったけど、ライブはむしろずっとノリよく。
いや、かなり楽しめました!スタンディングじゃないライブもいいなぁ。