soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/01/08 David T Walker @ Billboard Live Osaka

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David T WalkerをBillboard Live Osakaで見てきました~。
ジャクソン。ジャクソン5マーヴィン・ゲイ、スティビー・ワンダーのアルバムで演奏してきたレジェンド中のレジェンドなギタリスト。
76歳の高齢でも衰えを感じさせないギタープレイで素晴らしかった!


レコーディングに参加してきた名曲を主に演奏。
「Never Can say good bye」「Superstition」「What' going on」など。
あと「Lovin you」や「Eleanor Rigby」などロックスタンダードのカバーもやってました。
ボーカルラインをギターで奏でるプレイが多かったのでCDのプレイとは全然違う;それでも嬉しいモンがあります。


演奏は独特。
短い音を刻むことが多いのにギターが歌ってる。まったりとした色気がある。どしっと腰を据えてギターで歌い上げるプレイはブルースにも近いけどなんか違うんよな。もっとスタイリッシュ。
たまにスラップ入れるんだけどコレがバカでかい音してて”すげぇじいさんや…”と衝撃。


基本は椅子に座りながらの演奏。でも時たま立ち上がってエネルギッシュに演奏することもありました。休止符で吠えたりとなかなかワイルドな部分あり!
特別キャッチーってわけじゃないんだけど、生理的に気持ちよくなるギタープレイ。一番ウットリしたのは「Lovin You」かな。心地ええ~。


一瞬のオカズに圧縮したリズムを詰め込んだり、メロディをシンプルに弾かずにアレンジを必ず入れたり……まったり名曲をやるって懐メロ大会ではなく、セッション演奏としてめっちゃ楽しめるモノでした。やっぱレジェンドは見とくべきですね~。


高齢なので歩くスピードもだいぶ遅くなってる。
でも終演後はステージの端から端まで数十人のファンひとりひとりと握手していかれました。素敵だ……。


なお、ライブスタート時にはゆったりとした歩みで登場。盛大な拍手。
落ち着いてギターを持ち上げる動作にはレジェンドの重みがある。
期待が高まりまくってる場内。
マイクの前に来て、第一声……


David T. Walker「へロー、トーキョー」
客「大阪や!」


レジェンドに秒でツッコむのさすが大阪やわー。


お別れの挨拶ではしっかりオオサカって言ってくれて安心;
最初はちょっと勘違いしちゃったんですよね?;