2018/01/13 Bossston Cruizing Mania、初期のアンドヤング、THE BLACK DOLPHINS、trespass、NOISECONCRETE×3CHI5 @ ムジカジャポニカ
black dolphins
前からちょい気になってた大阪のロックバンド。
”なんとなくかっこよさそうだなー”ぐらいだったけど……ライブを見たら期待値よりさらにカッコええ!
音もパフォも見た目も想像してたよりロック。
ジャケット着用のギターは服装通りにロックに弾きまくり。サイケばりに勢いあります。座り込んだりするアクションも◯。
キーボードがボーカル。しゃがれた声がカッコイイ。
ドラムがサングラス着用で陽水/奥野健太系統の顔。あの顔で必死にドラム叩いてる姿がちょい面白かったです(笑)
ベースはサポート。(from コロコロボンボンズ)
女性ながらかなり良いフレーズを力強く弾いてた。スラッシュメタルのようなベースプレイ。勢いでバンド全体を引っ張っていく感覚ありました。Ace of Spade聴いてるみたいな。ベースを追ってるのがめっちゃ楽しかったです。
曲はガレージにほんのりとモダンなロックテイストも。a flood of circleのアングラ寄りって印象がありました。
最初から最後までエネルギッシュなステージを繰り広げてトリコになりました。
ギター弾きまくりなのでジャムな展開もありなのも良い~。
NOISECONCRETE×3chi5
愛知からNOISECONCRETE×3chi5。
NOISECONCRETEさんはエレクトロニクス/ノイズで竜巻太郎さんとセッションしたりしてるみたい。
3chi5さんは女性ボーカル。
今回はエレクトロニクスとボーカルのデュオスタイル。ダークエレクトロな音像にトリップホップのビートの合掛け。そしてノイズのスパイスってな感じ。
不穏なビートにサビでノイズって展開が主。ちょいワンパターンではあるけど必勝法でもある。
音の作り込み方が素晴らしくて、足される1音の鋭さ/怖さはかなりのモノ。刃物をスッと曲に差し込むような感覚がありました。
NOISECONCRETEさんの手を震わせてのノイズ発生はマゾンナ的ピリピリ感があってカッコよかったー。
3chi5さんは歌ってよりちょいポエトリーリーディング的なとこも。ヒップホップなビートの乗せ方あった。サウンドに合っててよかったです。
お二人のルックスもよし。
3chi5さんは微ゴシックな服装。NOISECONCRETEさんはどこから見てもパンク。このルックスでこのサウンドは良いわ。見た目のわりにちょい知的な匂いがサウンドにあるのもいいな。
NOISECONCRETEさんは曲が終わるたびにオーサカ!って絶叫してたw
ちょいネタ的;
イベントの真ん中ながらアンコールあり。
あんだけパンクに叫んでたのにアンコールやっていいかPAをに確認するときに素で敬語になってた(笑)
初期のアンドヤング
and youngの最初期のメンバーでやるときにこの名義になるようです。
ベースレスの歌モノ。
ギターをベースみたいに指で弾く独特なスタイル。なかなかの轟音。
グワングワンと唸ってくギターが気持ちよかったです。
Bossston Cruizing Mania
今回の目当て。youtubeで見かけて良さげだなと思ってました。
ライブは初見だったのですが……めっちゃ良かった!
ものすごく乱暴に言うと元祖トリプルファイヤーです。
喋るようなボーカル、シュールな歌詞、タイトすぎて異常者に見える演奏。ただあちらほど露骨ではない
ちなみにBossston Cruizing Maniaは1993年から活動してるのでトリプルファイヤーよりだいぶ先輩です。
前に両バンドのVo.で対談してたし仲もいいはず。
パレ・シャンブルグやDAFとかカチっとしながらオトボケなドイツっぽいノリ。ギターはジャギジャギにカッティング!BPMがかなり速い!
一曲が異常に短いのがよいですな。大体2分くらい。ササっと終わる。その気持ちよさ。
ボーカルは一般人男性のようでたまに白目向いてるしキテレツなオーラ。普通の人がおかしいのが一番怖い。
ドラムはタイトすぎて笑っちゃうほど。16ビートでスネアをダブルハンドで叩く様なんてもはや異常とも言えるタイトへの追求。
ギターはカッティングを神経質なまでに刻みながら、たまに動きまわってソロ弾いたり、リズムとズレてソロ弾いたり……と耳で追ってて面白いプレイを魅せてくれました。
矢継ぎ早に繰り出されるタイトでシュールな演奏が気持ちよくてたまらんかったです。ロックンロールとは違う。パンクとも違う。でもロックであります。
これはクセになる。よいバンドに出会いました!