soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/01/30 JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL(Acid Mothers Temple SWR, 赤天, Zoffy, Zubi Zuva X, サイケ奉行, 津山篤solo, 河端一solo、吉田達也solo) @ ムジカジャポニカ

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吉田達也河端一津山篤の実力者3名が8のユニットを一気に披露する奇祭。
この催しを見るのは2回目。初回じゃなくても笑える……否、楽しめるのか!?


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もしかしたらここで食べるのは最後になるかもしれないムジカジャポニカのカレー。ただただ美味しいなぁ。(後日の夕凪のライブでも食べれました


開演前は津山さん河端さん吉田さんの総揃いで物販の店番。スゴすぎてだれも客が寄りつけない;





内容は昨年にCONPASSで見たのとほぼ同じ。
衝撃は初見の前回のほうが上だったけども、演奏自体は今回のほうがかなりクオリティアップしてました。
やりたいことがよりわかりやすく、音楽的な面白さも今回のほうが満足。最後までダレずに爆笑し続けました~。

Acid Mothers Temple SWR

3人でAcid Mother Temple。ガチな演奏がメイン。中盤に崩れ落ちて倒れたまま演奏するトコだけアホなことやってる;

津山篤solo

津山さんソロはJAPANESE NEW MUSIC FESTIVALのコンピレーションCD販売ソング。歌が普通にええんよなぁ;

赤天

赤天が大きく変化してた。
ハサミ、ジッパー、タマゴスライサーなどを楽器にするのは同じ。前回が”意外と気持ちいい音を聴く”って感じだったのが、今回は”意外な楽器(?)でしっかり演奏する”って感じになってた。良い!
タマゴスライサーの演舞には爆笑。

河端一solo

河端さんのソロ……を始めようとすると、いつも使ってるヘッド無しギターが壊れて音出ず。
津山さんが楽屋にギターを探しに。
「コレを使え!」
と持ってきたのは超リアルな出来のギターのハリボテ!なんでそんなんあるねん(笑)ムジカの魔法が発動しました;
最終的にはジョンソンtsuのギターを使用して演奏。


ギタードローン → シンセループ → 二人も参加してのサイケダンスミュージック。シリアスにかっこいい。

吉田達也solo

休憩を挟んで吉田達也さんソロ。今回はRUINS ALONEではない特別演目。
先日にギガノイズで披露した”4つ打ちトラックに合わせての演奏”の再演になりました。こりゃかっけー。

ZOFFY

演奏前に”チューニングはずれてるって言ってる人がいたんだけど、コレは合ってますよー。ウィーアープロフェッショナル!”と一言。
その発言もしかして自分のtwitterかもしれません……嘘を書いてしまった。反省。
チューニングをはずして人工的なスカムを狙ったとかではなく、ガチでキャプテン・ビーフハートに寄せた結果のプロの技でした。


意味がわかって聴くとめっちゃ面白い。「Smoke on the water」のキャプテン・ビーフハートボブ・ディラン風。津山さんの歌い方がホントディランだ(笑)
「移民の歌」のモンゴリアン・スタイルも馬頭琴使って…アホやけど素晴らしいクオリティ。
なお馬頭琴=ギターのヘッドに馬の被りモンをかぶせただけ

サイケ奉行

演奏前にベースアンプが不安定になり、吉田さんのパッドが鳴らなくなる……とトラブル続き。過酷な状況でやってるなぁ。でもちゃんと乗り越えて演奏するのは百戦錬磨っぷりが出てる。
2曲を演奏。津山さんギター弾きまくり!

ZUBI ZUVA X

ラストはZUBI ZUVA X。3人とも声だけで「ズビズバ!」と言うだけのアホ極まりないユニット。
なのに声の勢いや発声テク。3人のコンビネーション。AMTの時以上に真剣な表情。
……に最終的に拍手喝采になってしまう不思議なユニットです。大好き。

アンコール

アンコールはちょいジャジーな演奏をしてたけどどうも盛り上がらない感じでサ~っと終わってしまった;


いやー、ホント面白いです。2回目でも楽しめる!趣旨がわかってるほうが新たな気付きもあってむしろ更に面白くなるトコも!

JAPANESE NEW MUSIC FESTIVALをまだ見てない人は絶対に見に行くことをオススメします。ほんと面白いしカッコいいので!