soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/02/17 夕凪 @ ムジカジャポニカ

f:id:soundwing:20180715234632j:plain



僕が初代ムジカジャポニカで最後に見たライブは夕凪になりました。


せい子さんの大自然を感じさせるパワフルな歌。そして力強いバンドの演奏。生命力と”人間”を感じるライブでした。
ムジカでのラストのライブだからといって湿っぽくもならず楽しげなステージングでした(せい子さんはハート突いたら限界っぽかったけど;)。


パーカッションの演奏が面白いなぁ。
スネアを小刻みに叩いてセルフディレイにしたり、ドコドコと民族的に叩いたり。たまーにドラムに合わせてロックなビートを叩くとコレまたカッコいい!


曲名はほぼわからないのですが、新旧をおりまぜたセトリだったみたい。
Rainbow Hillでよく聴く曲(最近の曲)も十数年前の曲ってのも全部よかった。最後はラブジョイの「野の人の野のうた」のカバーで終了。
ムジカらしい歌と音楽と笑顔に溢れた一夜でした。




僕がムジカに行き始めたのはここ3~4年。短い間だけど思い入れがあります。
まず入った瞬間に”なんじゃこの空間は!?”って衝撃を受けた内装。赤を基準にサイケで怪しいモノが所狭しと並んでる空間は唯一無二でした。


それとムジカで思い出すのは、平賀さち枝さんのワンマンの開演前BGMでビーチボーイズの『pet shop』がかかってたこと。
名作と言われる今作の良さがそれまでわからなかったけど、ムジカの温かい空間で聴いてはじめて良さがわかった。
あれから昔の名作に視野が広がった。自分を変えた瞬間でした。
この体験がなかったら、素晴らしい伝記映画である『ラブ&マーシー』もアレほど感動して見ることはできなかったかもしれない。感謝です。


最後の夜もムジカで知り合った人達と終電まで飲んでました。深い話もいっぱいした。
人見知りな自分がこんなことできるのもムジカの空気だからこそでしょう。


f:id:soundwing:20180715234651j:plain