soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/05/04 MDT Festival 2018(ROVO、坂本慎太郎、GOMA & Jungle Rythmn Section) @ 日比谷野外音楽堂

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今年も行ってきました、一年で一番好きな日・MDT Festival!



開場してライブがスタートする前の時間。みんなが音に酒に酔う準備をしはじめるMDTの空気がすごく好きです。あの民族音楽なBGMがええんよなぁ。
なんで、入場して、グッズ買って、お酒を片手にフラフラするだけでこんなに楽しいのだ!!



そしてライブ始まる前からほろよいがカラになりました
ひとり用。



GOMA & Jungle Rhythm Section

MDT 2012に交通事故/記憶障害を乗り越えて復活してのライブ。
6年後の今回。新曲を携えての出演。なんてドラマチックな。音楽って、人間ってすごいな。




「OMOTINO」のSEでスタート。
まずリズム隊3人が登場して「DRUM & DIDGE」のビートを叩き始める。しばらくしてGOMAさんが雄叫びを挙げながら登場。いきなり手持ちディジュリドゥで煽りまくりながら吹く!今までにないパターン!


新作『Starting Over』の曲でほぼ構成されたセトリ。カウベルが大活躍なミドルテンポ・グルーヴでどんどん踊らせてくる。
GOMAさんがメンバーを見る回数がいつもより多かった気がする。4人で作り出すグルーヴ。バンド感!


「ONE GROOVE」も「Riodidgeneiro」も無し。新曲で攻めてきた。これにはスゴい意味があります。新曲を覚えて野音で爆発させてる!
旧曲より落ち着いた、けど沸々とエネルギーを感じる楽曲に踊り狂いました~。


ライブが終わって”最後まで楽しんでー!”と叫んで嬉しそうな笑顔で帰っていくGOMAさん。
最近のライブはVJありが多かったけど今回は無し。生身のGOMA&JRSに直で対峙しました。とにかくひとつひとつの音が心地よかった~。



そしておかしい。一組目が終了した時点で黒霧島を含めもう一本しか酒がない。



坂本慎太郎

本人(ボーカル/ギター)にドラム、ベース、そしてパーカス/サックスの4人編成。
ダブ的なずっしりしたグルーヴでゆらりゆらりと踊れる音でありました。
歌ありだけどMan Drive Tranceしてた。ベースはOOIOOのAYAさん。


最初は座っての演奏。
『ナマで踊ろう』のジャケがそのまま現実に表れた感覚。
途中で立って演奏。ちょこちょことサイケなギター・ソロをかましておりました。ソロがどうこうより全体のアンニュイかつドープなグルーヴがとにかく気持ちよかった。


坂本慎太郎のときは基本的に開場をウロウロしながら聴いてました(MDTの二組目はだいたいそうしてる)
楽しそうに音に揺れている人達を見ながら、スキップするようにうろつくのが楽しい。
歩行スピードに合うBPMが心地よかったです。


すれ違う知り合いはみんなすでに酔いまくり。
言葉をかわさずニヤッと笑って酒をかかげる。最高です。


ROVO

ROVO!2018年一番最高な時間が始まります!




新曲を中心にしたセトリ。
ガンガンにアゲるよりは落ち着いたトランス感がありました。今回のメンツにはぴったりなグルーヴ。


新曲でロックなギターがうねる曲があって新境地な曲調でした。「MIR」のギターをさらにロックよりにした感じ。めっさカッコよかったなー。


音源済み曲は「ECLIPSE」と「Na-X」。
ECLIPSE」は山本さんのアレンジが入りまくり。聴いたことのないフレーズがいっぱいありました
「Na-X」はドラムバトルと連なってスタート。興奮より馴染みのイントロという感覚。後半のアッパー部分より前半の重いグルーヴを待ち望んでる自分がいました。大人になったなぁ。


自分が端にいたのもあるかもだけど、例年にくらべて客の乱痴気騒ぎは無かったように思います。
自分のテリトリーで、自分のグルーヴで、自分の踊りで楽しんでる人が多かった。心地よい空間でした。


後半の照明が印象に残ってる。
しっかり輝く白い光が、生き物のように力強く動いていた。
迫田さんのVJはよく動物を映していたけど、その気配を光で表現したような感覚。
クライマックスになるにつれカラフルになるのでなく力強い”白”が目立つ。なにやらモノゴトの”芯”のエネルギーを感じました。


アンコールは「SINO DUB」。
いままではクライマックスに入る前くらいに演奏される曲。ROVOの中では間隔広めのグルーヴでピョンピョン飛んでる野音が好きでした。
そんな曲がついにアンコールに起用されたってのは感傷深い。今回のメンツ、セトリならコレ以外の締めは無い!



ROVO終わった後に隣の見知らぬお姉さんに”もう終わり?アンコール終わったの?”って訊かれて”そんなこともわかんなくなってるんかーい”と思ったけど、自分もアンコールの拍手した記憶がないぞ;一回メンバーはけたっけ?



今年はアッパーな展開より沸々と、力強く身体に入ってくるグルーヴを感じるMDTでした。
新曲を記憶してきたGOMA & Jungle Rhythm Section。
日本で滅多にライブをしない坂本慎太郎
新曲を大量投下してきたROVO
今回のテーマは新しい曲/一歩かな?みんな、まだまだ前に進んでる!



氷結3本
ほろよい3本
黒霧島ワンカップ1.5本
白秋ミニスキットル
レッドブル2本
お茶ペットボトル2本
いっぱい飲んだ。めっちゃ楽しかった!
フラフラになりながらもなんとか新幹線で大阪に帰れました。
早くも来年のMDTが楽しみだ―。


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