soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/05/11 OGRE YOU ASSHOLE、Okamoto's @ BIGCAT

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Ogre You Assholeのツーマンツアー。大阪の対バンはOkamoto's。
音楽性はだいぶ違う二組。両者とも歩み寄ることなく自分たちのスタイルのライブをしておりました。
結果ハマ・オカモトが言ってた”なんで(初対面の)俺たちが呼ばれたのかわからない”ってなツーマンに;
オウガが呼んだってのが面白いんだよな。逆ならわかる。

OKAMOTO'S

オウガに合わせることはなく”イマのバンドのスタイル”でありました。
ファンク/ロックンロールよりヒップホップ/R&Bのブラックミュージック要素が強いロック。


メンバーの身なりも全体的に落ち着いてきたかな?
それでも各プレイヤーに華があるんよなぁ。
特にギターはカッティングにソロにキメまくりでありました。


ただ個人的には『Let It V』以前のファンク/ロックンロール色の強いナンバーも織り交ぜてほしいなぁ、と思ってたり。クールもプリミティブもどっちも魅力のあるバンドだから。


OGRE YOU ASSHOLE

オウガは相変わらずの裏切らない裏切りでスゴすぎました。まだ進化/変化してる!!


研ぎ澄まされた周りを寄せ付けない集中力を増しながら、ロック/オルタナな熱さが加わってきた感じがする。
2年ほど前の「ワイパー」を再度やりはじめたポップ強めの路線からまた方向を変えてるー。




中盤に「ロープ」のMeditation ver。
ライブの最初に導入的な役割で演奏することが多かったから意外なセトリ。導入的でなくがっつり演奏してました。新鮮。そして良い。


「ロープ」からノンストップで始まった「フラッグ」のBPMが異常なまでに遅かった。落差に恐れない堂々としたライブ展開にゾクッとしました。


続く「見えないルール」はオルタナな新アレンジ。
もはやヘヴィロックバンドみたいなリフとグルーヴ。ギターソロ前にもうガチ・オルタナな新展開あり。めっさかっこいい!
MDT 2017でライブ中に覚醒した(アレは覚醒としか表現できない)”オルタナな演奏”をアレンジに取り入れてる。今までに加えてもう一段階展開が増えております。それがアホほどカッコいい。


もしやGEZANがスティール・アルビニにプロデュースされてるのに感化される?考え過ぎか;
オルタナな新アレンジに触れるとマヒトさんの「いまはオルタナが間違いない」って言葉を思い出す。


アンコールはLong ver.の「ロープ」!meditation verやったからもう無いと思ってた!
リフやリズムが鳴る前から最初のジャラーンってギターで「ロープ」とわかる、のがゾクゾクする。
馬渕さんはギターソロで暴れまわっておりました。それを見てニヤっと笑う出戸さん。たまらん~。



ライブ全体では、出戸さんのギターがかなり前に出てきてる印象。馬渕さんと出戸さんの”ツーギター”って側面が強くなってるなぁ。
まだまだ楽しませてくれます!


そして、当然のように”なぜOkamoto'sを呼んだか”の説明はありませんでした。基本MCしゃべらないからな;