soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/06/08 踊ってばかりの国 @ 十三ファンダンゴ

クッッッッッッッっソヤバかった!!!!ーー!!


新譜の曲とか昔の曲とか関係無しに、すべてが“今の踊ってばかりの国”の音になってました。
メンバーチェンジしてシューゲイザーに寄ったと思ってたけどそうでもないな。
踊れるサイケなロックな部分がしっかり残ってた。セトリも新旧が半々くらいだったんじゃなかろうか?


歌モノだけどモッシュが起こっても違和感無し。幸福にブチアゲられる。
そのぶっ飛ばし具合は昨日のMETZにも劣らず。いやー、ヤバかった!



新曲では「シャクナゲ」がよかったです。
ゆったりしたBPMながら確実にエモく高められる。シンバルの2連打がたまらんっす。


昔の曲は「風と共に去りぬ」「ほんとごめんね」「SEBULBA」「命の唄」……など、どれも強烈に響いてきました。とくに「命の唄」はエグかった。
「ほんとごめんね」も前よりさらによくなってるかも。




後ろの方で踊ってる人もいて、前で盛り上がってる人もいて。
パンクスも、草食系も、サラリーマンも、森ガールも、ギャルも、バンドマンも、サブカルも……みんな音楽をしっかり欲してた。
騒ぎたいだけはごく少数の良い空間だったなー。
「言葉も出ない」では大合唱が発生。こんな光景はこの手のバンドでは久しぶりに見た。
”また笑って 会いましょう 生きてたら~♪”


細かい演奏がどうとか、各メンバーがどうとかじゃなくて出る音がすべてでした。
どうしようもなく音楽に心を預けた人が鳴らす音楽で、なにがなんでも音楽に心を奪われたい人たちが聴く音楽でした。


下津さんの不敵な笑顔はやはり最高。反則だ。
クライマックスの「それで幸せ」でストロークする右手ばりに全身が震えて、目が完全にキマりながら歌うのは圧巻でした。演奏者に殺された。


前のシャングリラでのワンマンから良い意味で変わってないし、いい意味で進化してる。
やー、最高でした!