soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2010春M3の同人CDレビュースタート

書き溜めはまだあんまり無いけど、そろそろスタートせねばと見切り発車。
目標は今年の春M3までには終わらすこと!一年遅れは避けたい〜。


今回からの大きな変更点として、今まではイベントで買ったCDは全部レビューするようにしてきましたが、生活上それも時間的に厳しくなってきたので今回からは取り上げるCDを選んでいく形式に変更していきます。たぶんイベント戦利品の7〜8割ぐらいカバーしていくかな?
「全部書く!」と明確な目標が無くなるのでモチベを維持できるかが危惧するところではあるけどとりあえずチャレンジ!

ray | bug / THB

BMSで代活躍中なTigerlilyさんが率いる人力エレクトロ・バンドによる2曲入りミニアルバム。
たぶん全パート生演奏。


人力エレクトロということで、躍動感あるジャムと規律的なダンスサウンドの融合がうまくなされています。
ローファイな音の質感がとてもオサレ。


細かいところまで配慮されたアレンジ。ここぞとやってくる開放感のあるメロディはセンス抜群。
ただ、むちゃくちゃ良い曲なのに2曲入りCDにしては各曲ともコンパクトにまとまりすぎてるかなという気もします。
聴き終わったときに「あら、終わっちゃった」という感覚が残る。

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①エレクトロ meets 人力トランス。ギュイギュイとエレクトロなパートからバンアパがやりそうな一音一音を噛み締めるように奏でるギターへ。このギターが高揚感があってイイ!
さながら宇宙へと回りながら浮かび上がっていくようなフィーリング。各パートで強く強調されたリズムの「表」と「裏」が自然に混ざり合ってるのが心地良い。ブレイクからうまくフレーズが発展していく終盤は素晴らしいカルタシス。


②ニヒルなグルーヴのジャズロック。次第に音が重なってアッパーになっていく。ベースが引っ張るパートが好き。逆にムーディーなパートは少しパワー不足か。

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クールでパッシブな人力エレクトロ with ジャズ/AORの味付け。


う〜ん、すごく惜しい。
曲自体はめちゃくちゃ良いんだけどCD/ミニアルバムという媒体で曲の良さが最大限に生かされていないところがある気がします。インストバンドだとそこらへん難しいのかな?