soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

ケモノミチ〜白ノ刹那/ケモノミチねっと 18禁

フリゲというよりシリーズモノ同人ゲームのプロローグ版。ん?それってフリゲか。
選択肢無しの18禁ノベルゲーム。プレイ時間は4時間ほど。


絵は萌える絵ではありませんが悪くも無い。
BGMは渋い曲や熱い曲にイイのがあった。感動系のBGMで耳に残るのは無かったかな。並よりちょい上ぐらいの質でした。
システムはオーソドックスなノベル。バックログが右クリメニューからしか行えず、マウスホイール派の自分にはちょっと不便でした。それ以外は特に問題無し。


ストーリーは事故で死にそうだった所を「組織」に人体改造によって助けられる。その代わりに悪事を強要されるので逃げ出して「組織」に反抗するというモノ。
能力バトルモノ。伝奇ではないです。このタイプにしては展開が速く小難しい文章表現もないのでどんどん読んでいけます。
しかしキャラの感情表現が少なかったり、重大な決断が一瞬で行われたり(秋子さん並の了承)と全体的に薄っぺらい印象を抱いてしまいます。あまり文章を書きなれていない感じ。剣術の血が目覚めて強くなったり、急に「気」を使い出すドラゴンボールばりの戦いだったり、漢字ばかりの必殺技などが悪い意味で少年漫画っぽく感じることも。
他にも視点が急に敵キャラに変わったり、いままで敬語だったキャラがなんの前触れも無く上からのしゃべり方になったりと荒が目立ちました。
そして一番気になるのがシリアス一辺倒なゲームなのにセリフの最後に「w」が付くこと。どれだけ緊迫したシーンだろうが容赦なく「w」が付いています。これは人にプレイさせるノベルゲームとしてありえない気がするのですが。ギャグならまだしもシリアスでこれは…。


普段はエロ専門のゲームを作ってるサークルのようなのでシリアスのシナリオ書きに気持ちが切り替われていないような。
まぁ、不満を感じながらも一気に最後までプレイしてしまう面白さがありました。興味を持ったならプレイしても損は無いかと。微妙な薦め方になってしまうのは、おもしろいゲームなはずなのに、どうしても不満点の方が浮かんでくるから。
続きはシェアになるのですが、価格が1300円となると微妙な所。最後の展開からいくとドラゴンボール的に暴走していきそうな気が。



最近は不満を羅列してばっかりだなぁ。