soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

シンショク / Recycle Force

ツクール製のホラー探索系ADVゲーム。マルチエンドです。加速機をつかって初回プレイは1時間半ほど。2週目からはコツを掴めば30分もあればクリアできるでしょう。


学校にいたら急に変な世界へ来てしまった。協調性が無くバラバラになってしまうクラスメート達。無事全員を探し出し、この世界から脱出する事ができるのか。

HPに「ホラーを作ってたらコメディになった」と書いているのはコレいかにと思っていたら、なるほど、これはコメディだ。
原因は主人公の柴田君。異次元へ飛ばされようとマイペースです。
人が死に、奇妙な現象が起こりまくっているのに、ケータイを見つけたら「あとで職員室へ持っていこう」などとおっしゃってます。大物です。
そんな彼のおかげ(?)でオドロオドロしい学校なのにそこまで怖くありません。しかし油断しているとクラスメートが血まみれを目撃してしまいます。ドット絵なのにスプラッタです。ホラーとして全くに機能していないわけではありません。ドキッとするところは押さえています。心臓に悪いパニック系の脅かし方はほとんどありません。


柴田君の行動によってクラスメートの生死が決まりそれによってエンディングが変わります。フラグが大量に散りばめられてやり込み好きの人は楽しめるかも。
ヘタレゲーマー世代の自分はヒントが少なくて進めにくく感じました。もう少し道しるべが欲しかった。
ストーリーはあまり深く無い、ホラーによくありそうな話。


それなりに楽しめましたが、探索ホラーで名作とされている「コープスパーティ」や「囚人へのペル・エム・フル」などと比べると見劣りする。謎解きがヒントレスだったのが自分にはマイナスでした。