便所飯選手権 / paraoka

ユニット・麹町養蚕館での活動が目立っていたコンポーザー・paraokaさん久々のソロミニアルバム。
タイトル、ジャケの時点でヒドイ。収録内容も負けじとヒドイ(褒め言葉


麹町養蚕館では独特のセンスを発揮しながらも曲自体は真面目なものが出来上がっていましたが、今作は抑えていたものを発散させるようにぶっ飛んだ内容になっています。カオス以外に形容の仕様がない。
しかし、安易なネタ曲で終わっておらず、楽曲としての作りこみも半端無いのがすごいところ。
プログレを基準にあらゆるジャンルを混ぜ合わせて、トッピングに危険なネタをまぶした無国籍音楽料理。
あくまでも本質は「ネタ」じゃなくて「音楽」なんだと思います。


①インストプログレBMSのロング版。BMSではそんなに好きじゃなかったけど音源化したらむちゃくちゃかっこよくなってる。いかにもなフレーズキメまくり、大胆な展開の王道プログレ。いまだにこの曲のラストがギャグなのか真面目なのかわからんなぁ。
テクノポッププログレ+ヘビィロック=paraoka流ミクスチャー。英語歌詞のharu*nyaさんボーカル曲です。ごっついベースが入ってくるイントロがカッコよすぎる!メロディもリフも良い感じにひねくれた良曲です。ただ、中盤のヘビィパートの頭繰り返しはちょいダサいかも。
③淫乱ボーカロイド阿久女イクに歌わせるカオスな曲。普通に良い曲で困る。ただのネタモノにしないのはさすが。
④酷い声ネタ(詳細は聴いてみてのお楽しみ)をサンプリングしたブレイクビーツ調の曲。気持ち悪いけど癖になる……なんだこれ。
⑤麹町養蚕館のCDに入ってても違和感なさそうな明るいボーカル・テクノポップ。歌うのはみろみろ☆むむさん。こんなに上手かったっけ?爽やかと哀愁を兼ね備えたサビが素晴らしい。
⑥paraokaさんの過去曲を繋げた10分ほどのmegamix。BMSからが多いかな。かなり原曲を崩しているので最初はどの曲が入ってるのかわからなかった。よく聴いてみると聴きなれたフレーズが満載。BMS時代からのファンには涙モンです。
⑦ボートラとして阿久女イク版「みくみくにしてあげる」を収録。これはヒドイ。


限りなく変態的でありながら絶妙なポップセンスも含んだパワーのある一枚。
ジャンルを問わず、ひねくれ好き、ポップ好き、ネタモノ好きのどんな人でも楽しめるCDでしょう。