soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

flow / Estish Carmine

多作なBMS作家estさんのソロ・トランスCD。11曲入って無料という太っ腹さ。


既存のBMSPMSの曲をロング化して収録。
暖かいメロディをメインに据えたポップなトランス群。DJ TAKAに影響を受けたのがよくわかる。
どことなく「冬」な印象があります。クリスマスのような「幸せな冬」。
攻撃的なアゲアゲサウンドはほとんど無し。4つ打ちなのに癒されます。それでいて適度に(ポジティブな)高揚感もあるのが良い。
実は、estさんのトランスBMSは譜面が普通すぎてあまり好きではなかったのですが、CDで聴くとすごく良い!
良い意味で引っかかりがなくて何度も聴いてしまう。


①リフレインする声ネタが印象的。ブレイクからのピアノが音数少ないながら確かに盛り上げていく。
③王道ピアノトランス。前向きなエピックさ。
⑦明るい旋律が多い今作のなかでも一番ポジティブなコード進行。ひたすらプラウドに。
⑨ピアノ弾きまくりのTAKAトランス。なんだかんだでこの構成良いよね〜。
⑪ボートラ扱いのボーカル・トランス。締めにぴったりのポップなメロディ。


とても幸せなメロディアス・トランス。
ゆったり聴ける同人トランスが好きな人にオススメ。
とても無料とは思えない満足度です。逆にトランスにダンスミュージックとしてのノリや恍惚感を求める人には合わないかもしれません。