soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2013/06/21 The Summer Solstice 2013(UA、SAICOBABA、The Floating Guitar Borchestra、Fernando Kabusacki、DJ威力) @ 神戸cafe Fish!


夏至に窓張りの会場でライブ。素敵シチュエーション!カブサッキとボアケストラの組み合わせもどんなモノになるか読めなくて楽しみにしてました。


しかし当日はあいにくの台風接近中。大雨にはならなかったけどずっと曇ってたのが残念。
それでも板張りの床に大きな窓、2.5階吹き抜けくらいの高い天井、南国チックなデザイン……とオサレな空間は非日常感たっぷり。建物に寄り添って建ってる巨大な魚のオブジェも面白い。
客数もあんまり混んで無くて快適な空間でした。


施設のサービスは、飲み物(アルコール)が美味しかった気がします。特にヨギーパインやスクリュードライバーなどフルーツジュースを使ったカクテル。会場の空気に酔ってるだけ?
フードのポテト&チキンも出来立てアツアツで美味しかったです。ピラフは売り切れちゃってたけど食べたかったなぁ。

Fernando Kabusacki

40分ほどのソロ。
自分は最前列でカブサッキの手元を凝視してたのに、弾いてるのかわからないくらいにソフトなタッチ。何度見てもすごいな。
マンガでよく「斬られてるの気づかない」とかありますけどソレのギター版。「弾いてるのに気づかない」


超ソフトタッチで紡がれる優しい音色は心地良いんだけど、シャングリラのソロに比べると……うーん。素材集の切り売りみたいで「コレ!」といって惹きつけられるモノが無かったってのが正直なところ。


やっぱりソロありきよりセッションあってのソロなのかなぁと思いました。


SAICOBABA & The Floating Guitar Borchestra

ヨシミ(ドラム&ボイス)、ユザーン(タブラ)、ヨシダダイキチシタール)の異国風味あるサイケデリック・ジャム(?)バンド。


ヨシミさんの民族的な歌……というより声がトランス感満載でテンションアガりました。
それとユザーンのタブラの万能っぷり。メロディっぽい音階の動きで演奏の顔にもなるし、リズム楽器として下を支えることもできる。おいしいなぁ。
あとドラムンな曲調とタブラの相性っていいな、と再確認しました。確かmabanuaとのセッションでもやってた。


サイケデリックな音楽とアルコールで次第にヤバいくらい気持ちよくなってきましたー。
するとボアケストラ代表・増子さんが単独で登場。慎ましくギターをセッションに組み込んでく。ココらへんが一番気持ちよくなりました。
ボアケストラメンバー(14人くらい?)が登場してSAICOBABAは一時休憩。いつものボアケストラ・セッション。しばらくしてSAICOBABAも合流。どんどん音が充満していく。途中、ボアケストラの音の壁をホルンで迎え撃つユザーンがなんか面白かったw


このセッション中、大きな窓の外に見える高速を眺めてると現実とサイケデリックが混ざり合ってすごい不思議な感覚でした。暗くなった窓の外にちょうど一直線に高速の高架が伸びてて車のライトが行き来する。この会場でライブ見れてよかったー。


UA

シタールヨシダダイキチさんが再登場、楯川陽二郎さん。
UAはMCほぼ無しでひたすら歌ってました。シタールがあるからインドな感じ。ちょっと想像してたのとは違うかった。
うーん、UAと聴くとHIFANAのUFOが真っ先に思い浮かぶ程度の思い入れなので、そんなに印象に残ってないかも。
ただ会場の雰囲気には合ってました。すごくリラックスして聴いてた。


全員セッション

カブサッキ+SAICOBABA+UA+楯川陽二郎さん+ボアケストラからは増子さんだけ。7人でのセッション。
ドラムは陽二郎さんが叩いてるので、ヨシミはUAと一緒に声担当。
そこそこ良かったです。終わったあとのカブサッキの人の良さそうな笑顔が妙に印象に残ってる。



SAICOBABAの時が一番気持ちよかったでしょうか。
楽器を据え置きという面白い形態だったので飛び込み参加とか欲しかったなぁ。


ライブがめっちゃ良かった……というより会場の雰囲気やフード&ドリンクで楽しんだところが結構あります。すごいオサレな気分になった一夜でした。
晴れだったらどうだっただろうなー。