soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/12/06 nabowa(ゲスト:次松大助、長谷川健一、啓太郎[K106])

ノイズトレインからハシゴしてのnabowa 10周年ライブ〜。
二部制で、第一部がnabowa4人のライブ。第二部がゲストを招いてのライブとなっていました。



20分遅れくらいで到着するとフロアはほぼ満パン!正直ここまで人気出てるとは思わなかったー。

第一部

”これぞnabowa!”ってな温かさと躍動感が同居した演奏。その場の空気がシアワセでいっぱいになるめっちゃ良いライブしてるぞ〜。楽しい!
「So Fat?」でテンポが崩れながらもソレを楽しみながらアドリブで回避していく様子など”余裕ありますよ感”がよかったです。10周年というキャリアを確かに感じました。


ほぼノンストップぐらいの感覚で次々と曲をドロップしていく。最新作からが多めだった気がします。
笑顔で楽しそうに演奏するメンバー。フロアのみんなもこのうえなく幸せそうな笑顔で楽しんでて素晴らしい空間になってました。
ライブって(気持ちは楽しんでても)無表情で見てることが多いけど、この日はみんなホントに楽しそうにしてました。

第二部

小休憩を入れて、ゲストを招いての第二部スタート。


まずはThe Micteeth/MaNHATTANの次松さんがキーボードで参加。歌は無し。次松さんのウェットで憂いのある要素が入ってきたことで、楽曲のエモーショナルな部分が格段に顕著化され聴いてて泣きそうでした。


次にK106のサックスプレーヤー・啓太郎さんも追加。陽気なノリでファンキーに吹いててハッピー感がハンパなかったです。ソロに入った瞬間に大歓声になってて人気がありました。


啓太郎さんは(たしか)一曲のみ参加。次松さんはしばらく残ってました。
nabowaのノリの良い部分は抑えめ。しっとりした曲、エモい曲を中心に。ここでのnabowaはいままでフェスなどでは見たことのないnabowaでした。精神の奥底に訴えるような演奏はあら恋やmogwaiiとかにも近いモノがあって”こういうのも出来るんだ”、と。


最後はボーカル&アコギの長谷川健一さんとコラボ。『duo』に収録されてる「また明日」。ノスタルジックな歌モノ。これが死ぬほどよくて。歌も音も心に染みてきて。なんだか(ポジティブな理由で)解散するバンドを見てるみたいに感情を揺さぶられました。




ラスト、アンコールは「きょうの空」。伸び伸びとした演奏でした。
必殺チューンの「SUN」は最後にやるのかな?と思ってたけど無し。色々考えがあってセトリから外したんだろうけど……せっかくの10周年なんだからやって欲しかったなぁ、って想いもあります。




一部も二部も素晴らしいライブでした。ホント幸福な空間だった。コール&レスポンスとかお祭り騒ぎなモッシュとかじゃなくて”音楽が演奏されていてそれがただただ幸せ”という空間。


コラボも発表されたときは”小難しいセッションになってせっかくのワンマンなのにnabowaの良さをしっかり堪能できないんじゃ”と若干否定的でした。でも終わってみるとめちゃくちゃ良いコラボだった!