soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015年 ベストソング・ランキング TOP25

CDランキングの次はソング(曲)ランキングですー。

まだアルバムも発売してないニューカマーもあり、そうきたか!ってな路線変更な中堅/ベテランもありで2015年も楽しませてもらいましたー。

25. Taiga / Reso

ノンビートの綺麗な前半から一転してぶっ壊れブレイクビーツが暴れまわる様がめっさカッコイイ曲。あの名BMS「Feline... / Morrigan」を思い出しました。


24. Music, you all / 吉田ヨウヘイgroup

吉田ヨウヘイgroup新作の一曲目。28秒のイントロ的な曲ですが「今まで聴いた音楽や〜♪」と音楽愛に詰まったアルバムが始まるワクワクを感じさせてくれる素晴らしい導入です。

23. Orpheus / White Ash

のび太マイケル・ジャクソン愛が爆発した曲&PV。We will Rock You的なリズムのイントロからKasabian的なヘヴィなギターリフが入ってくる瞬間がたまりません。


22. ライフ イズ ビューティフル / 犬人間ニョンズ

語りかける系フォーク・ロックンロール。「何があっても自己責任だから良いと思ってた 心配する人がいるかぎり自己責任はなかった」「家族も恋人も捨てられないんだ ロックンロールがすべてじゃないんだ それなら僕はロックンロールより大事なモノを歌おう そして僕はそれをロックンロールと呼ぼう」などガツンとくる歌詞が満載。ライブではじめて聴いた時は心の底から震えました。


21. endless / ねごと

”あ、ねごとがワンランク上に行ったな”と思った曲。泡が破裂するみたいな音を筆頭にとにかく音ひとつひとつが気持ちいいです。球体イルミネーションを使ったPVも綺麗。


20. S.S.W / ザ・なつやすみバンド

”毎日が 夏休みだったら いいのになぁ”
曲というよりこのフレーズの完全勝利です。夏休みが楽しいのを歌うんじゃなくて”夏休みじゃない”のを歌うのがTNBらしい。ライブでこのフレーズが流れるだけで涙が止まらなくなります。


19. SAYONARA / SAKEROCK

はじめてこの曲のPVを見た時はPCの前でガチ泣きしました。子供の心を忘れないままちょっと大人になった温かみも感じる名メロディ。2:44のハマケンのひと吹きが涙腺崩壊ポイント。ラストライブでのAメロの大地さんのハイハット刻みも忘れられない。あれほど魂のこもったドラミングは見たことがありません。解散ライブのラスト曲だからこそ見れた光景。


18. ONE / Polaris

アルバム曲。Jack Jonhsonなどのサーフ系を思わせるサビはいままでのPolarisには無かったモノ。幸せになってちょっと切なくなって……大好きなメロディです。

17. BACK IN BLACK / BOOM BOOM SATELLITES

切り刻まれたビート感に『FULL OF ELEVATING PLEASURES』以前のブンサテを思い出して懐かしい気持ちになります。懐かしいだけじゃなくてカッコイイ!個人的にいまのブンサテのライブで一番暴れたくなる曲。

16. ダンデライオン / The Miceteeth

笑点みたいなイントロ(本人たちは”アホみたいなイントロ”と呼んでました;)のインパクトが大。明るくて幸せが滲みでてる曲に聴いてて笑顔になってきます。「どこかのこどもが駆けてくる すれ違い様に腰を殴ってくる あっけにとられる僕の となりで君は一人 ひなたみたいに笑っている」とか歌詞もホント素敵。


15. ともだち / SHISHAMO

アルバム曲。歌詞が大好きです。「ねぇところでさ 大学にはすべてを話せる友達ちゃんといるんだよね?」「10年後、私たちすっかり大人になって あのバンドも解散してたりなんかして 連絡来る頻度が少しづつ減ってきていても」「君の心に 悲しいことが起きませんように」なんて高校生の頃のSHISHAMOじゃかけなかった歌詞。大人になってるなぁ、と親の気持ちで嬉しくなったり;
バラードではないゆったりした曲調も好き。

14. Slumlord / Neon Indian

アルバムだと二曲に分かれてますが一曲として扱ってます。ベトナムの夜の繁華街(?)なんかを思い浮かべる怪しい歌謡曲の前半から後半にテクノ寄りになっていくトコロが好き。街のさらにディープな部分に入っていくみたいなキケンでワクワクする香りがプンプンします。


13. Out of My Mind / Philip Sayce

下の動画を見て弾きまくりのギターに雷に撃たれたような衝撃。しかも歌もポップでめっちゃ上手いし!
ギターヒーローっぷりが200%凝縮されたロッキンな曲です。フジロックでのパフォーマンスもかっこよかったなぁ。


12. EYE / group_inou

エモい空気を漂わせながらリズムもラップもテンポよく進んでいく曲。なんか泣ける。
「Ha〜 プライスレス 値段死んだ 価値観が腐ってる証拠です」「そ・そ・そ・そ・そそる そこは静かな 視覚の 奥の話」は意味が”無い”けど”ある”歌詞好きにはたまりません。この曲での2人の作曲と作詞の能力は鬼気迫るってレベルに達してると思う。


11. 新宝島 / SAKANACTION

活動休止を経て約1年ぶりの新曲……でこんな良い曲持ってこられたらもうお手上げって感じです。
ここまで歌謡曲に合わせていった曲調は珍しいけど踊りだしたくなるリズムや生感が急に出てくるギターソロとかポップスの中にテクニックが詰まっててさすが。まだライブのラストに持ってきてもおかしくない必殺チューンを送り出してきますか……この人達の才能は底知れないです。


10. UGH! / The 1975

2016年発売予定の2ndからの曲。先に公開されてた「Love me」にする予定だったんですが年が終わる直前にアップされたこの曲があまりに素晴らしかったので変えました。
イケメン度出まくりのオサレな曲調に「chocolate」を彷彿させる耳に残る歌いまわしの数々。男の自分でもこれはヤラれます!


9. オサレ / 空きっ腹に酒

オサレで気取ってる人達をおちょくる歌詞はつい歌詞カードを追っちゃう面白さがあります。
好きなのは中盤からの曲展開。一旦フニャフニャした曲調で落としてからの緊張感のある高速ピッキングのギターがめちゃくちゃカッコイイです。そこらのオルタナから一歩深みに入った変わったアレンジに痺れました。

8. Direct Buki / Chemical Brothers

ニューアルバムの日本版ボーナス・トラック。「Feel da beat yo♪」「Freak Freak yo♪」の声ネタに合わせてノリノリのビートがひたすら続く曲。このストイックなアゲアゲ感はたまりません。今年のテクノ曲で一番好き。

7. ケセラセラ / SAKANAMON

weezerの「Biverly Hills」にクリソツのシンプルなイントロで始まり「あれ?こういうノリ?」と思ってたらSAKANAMONらしいキャッチーなサビに雪崩れ込み、二番になると弾きまくりアレンジへとガラッと変わってるのが面白い。次々と展開していくのが面白い曲です。「まぁいいや 成るように成るぜ 昔からこう言うし ケセラセラ」って歌詞も好き。

6. SHAKEDOWN / GARI

はじめて聴いた時の衝撃は2015年イチバン。GARIは知的なミクスチャーのイメージがありますが今回はブロステを完全に自分達の音楽に取り込んでアグレッシブに暴れまわっててポカーン→やべぇ!
アルバムTOP25の方でも書きましたがブロステをバンドサウンドにここまで完璧に取り込んだ例は他にないです。歌に焦点がいくポイントもしっかり持って”バンド”であるメリットも忘れてない。
あとPVも2015年ベストです。レーザー光線がハイパーな曲調に合ってて鳥肌モンです。



5. The Other Line / Chunk! No, Captain Chunk!

メロコア/パンクにラウドなノリが乗っかってるってのは自分の大好物。それをハイレベルな形で実現してるのがこの曲。もう生理的に好き。
ヘビィになった時のグルーヴ感がたまりません。
Finchを聴いた頃を思い出して懐かしい気分にもなったり。


4. 唄の命 / 踊ってばかりの国

カントリー/フォーク・ロック調の明るい曲調にシニカルな歌詞。意外な全部英語のサビ。曲の始まりから最後まで素晴らしいメロディの連続で下津さんの天才っぷりに舌を巻くばかりです。
切ないとか幸せじゃなくてそのスゴすぎる才能を前にしてなんか泣きそうになる。360度グッド・ミュージックです。


3. Tell Me If You Wanna Go Home (Rooftop Mix) / キーラ・ナイトレイ(はじまりのうた O.S.T

落ちこぼれ音楽プロデューサーと才能ある歌手の映画・はじまりのうたの劇中歌。歌うのはキーラ・ナイトレイパイレーツ・オブ・カリビアンのヒロインの女優ですね。コレがまためっちゃ歌上手い!音程が取れてるとかじゃなくて味がある。音楽活動してたわけじゃないそうですが……音楽好きだからか?(ちなみに結婚相手はKLAXONSのジェイムズ)。
で、Rooftop Mixってのは劇中ver.のことです。音楽プロデューサーには娘がいて学校にも馴染めず部屋で騒音のようなギター(と思われてる)を弾いてます。その娘が演奏中に入ってくるんですが……このギターソロの素晴らしいコト!2015年ベスト・ギターソロです。
どんなギターソロか気になったら、映画自体も非常に面白いですしぜひ映画見てみてください。(下の動画はサントラver.なんでギターソロ無しです)


2. さよならミゼラブル / BOMI

トイトロニカ的なキラキラした哀愁フレーズに、ヒップホップ・ビートが乗ってくるトラックの良さ。そして笑っちゃうくらい良いメロディのサビ。100点満点です。
BOMIさんの歌も人間味があって良い。この人の声質や歌い方ってポップにもコアにもいける感じで他にない魅力があります。


1. Bless you! / ペロペロしてやりたいわズ。

2015年のベストソングは広島のペロペロしてやりたいわズ。!
ふざけたバンド名のくせにめっちゃ良いメロディだなぁと何度か聴いてたら脳内リピートが止まらなくなりました。キャッチー・オブ・キャッチー。ポップの中毒性がヤバい!昨年一番口ずさんだメロディだと思う。
ライブではファンク色が強まっててまた良かったです。今後が楽しみなバンド!