soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/02/22 山本精一 @ アオツキ書房

   


羅針盤の曲を歌う、と前情報が流れた山本さんワンマン。レアな機会にワクワクしながらアオツキ書房へ。





本当に全部が羅針盤の曲でした!
自分はそこまで羅針盤ベビーリスナーじゃないと思ってたけど想像以上に身体に染み付いてたみたい。曲ごとに細胞が疼いてました。


自分が羅針盤の曲を聴きはじめたのは大学生なりたての頃。
生活の行動範囲と資金が増えて未知の音楽にワクワクしてた頃。
大学前や日本橋の中古CD屋でボアダムス関連という情報のみに惹かれて羅針盤を買って、良さがわからないなりになんとか聴こうとして……。今回のライブではそんな思い出が浮かんできて感極まりそうになりました。




演奏は歌モノとアバンギャルドなギターが同居してて先週のベアーズの黒い部分を除いた感じ。そして歌がいままでの山本さんでは聴いたことないレベルで感情が表に出ていました。


『せいか』からが多かったのかな?
一番好きな「クールダウン」はなかったけどもあの場にはそぐわない曲調だったと思います。次の曲「光の手」はやってくれて……アレが一番キタかもしれないなぁ。


アンコールでの「ソングライン」は命を削ってるかのようなドライブ感のある演奏で、ある意味ACIDMANとかそっちぽかったかも。もしくは隕石に自爆覚悟で特攻する映画シーンとか*1




会場が近所の図書館みたいな温かい雰囲気のあるアオツキ書房だったのがまた良かったと思う。照明が普通の家にあるような簡易なのが良い方向に。ベアーズとかCONPASSじゃ違うかったんじゃないかな?


羅針盤の名曲の数々、いつになく人間的な山本さんの歌、驚きと興奮のあるギター……素晴らしいライブでした。




ちなみに先日のベアーズライブで「アオツキ書房では3時間歌います」と言ってたのに「最後の曲です」と言われたときに時計を見ると1時間も経ってなくて吹き出しそうになりました。
結局アンコール込みでまさかの80分くらい。でも素晴らしい内容で不満は一切ありません!


*1:自分でもなにを言ってるのか?;とにかく感動的だった