黒の時 〜葉月〜 / NegativeCelcius
ホラーノベルゲーム。プレイ時間は1時間30分ほど。
独自のプログラムで制作されてます。バックログ無し、スキップ無し、選択肢でセーブ不可とプレイ環境はかなり悪い。しかもセーブとロードが一画面に表示されるのでうっかり上書きセーブしてしまう事が何度か。
マルチエンドにこのシステムはキツイ。ゲーム後半の選択肢直前セーブデータを上書きした時には……。
主人公は大学の友人達との旅行中に山奥に迷い込んでしまった。なんとかしてたどり着いた村には人の形をした黒い影が溢れていた……という話。
シルエットの立ち絵をうまく利用した設定が面白い。目に見えて迫ってくる死期はクルものがありました。
ただ物語としてはあっさりと終わりすぎて物足りなかったです。全EDを回収してもさほど満足感が得られませんでした。
特に伏線とかは無く、いきあったりばったりな展開。まぁ、ホラーらしいと言えばらしいか。
ホラー風味なのに主人公達の恐怖心が感じられなかったのも残念。
設定は面白かったですが、読み物としては練りこみが甘いか。もったいない作品です。
Zenith / compllege
ドイツ直系ハードトランスアルバム。
アレンジがメイン。オリも2曲あり。
ズンズンとくるバスドラ+シャカシャカは正にジャーマントランスの匂い。ドイツの堅物っぽさがよく出てます。
体を揺らしながら聴くと気持ち良い。
がっしりしたリズムは文句無し。しかし、ウワモノは印象に残るフレーズが少なくて弱いかも。また、グイグイと盛り上げる展開も少ないので、ブレイクから過激なまでにアゲていくトランスが好きな自分には物足りなさも残りました。
良かったのは
③「鳥の詩」アレンジ。鳥の詩をそのままフロア仕様にしたらこうなるだろうってなアレンジです。原曲のイントロフレーズが出てくる時の開放感がたまらない。
⑤中盤のアゲアゲ展開が気持ち良い。力強いアレンジです。
⑥月姫の「月下」アレンジ。良い具合にウネウネしてるリズム重視曲。
⑧東方から「稲田姫様に叱られるから」のアレンジ。シンフォニック調な盛り上げ方が良い。今作で一番アゲかたが上手いです。前半の粒の細かいシンセループもノレる。
土台(リズム)はしっかりしているけど、ちょっと真面目すぎるかなぁという印象。少しキツイ言い方になりますがどの曲も影が薄いです。
ちなみに低音が弱めのミキシングなのでプレーヤー側で低音を強しなければ迫力が足りないです。このCDにおいて低音強調は義務。するとしないとじゃ全然違う。