soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

黒の時 〜葉月〜 / NegativeCelcius

ホラーノベルゲーム。プレイ時間は1時間30分ほど。


独自のプログラムで制作されてます。バックログ無し、スキップ無し、選択肢でセーブ不可とプレイ環境はかなり悪い。しかもセーブとロードが一画面に表示されるのでうっかり上書きセーブしてしまう事が何度か。
マルチエンドにこのシステムはキツイ。ゲーム後半の選択肢直前セーブデータを上書きした時には……。


主人公は大学の友人達との旅行中に山奥に迷い込んでしまった。なんとかしてたどり着いた村には人の形をした黒い影が溢れていた……という話。
シルエットの立ち絵をうまく利用した設定が面白い。目に見えて迫ってくる死期はクルものがありました。
ただ物語としてはあっさりと終わりすぎて物足りなかったです。全EDを回収してもさほど満足感が得られませんでした。
特に伏線とかは無く、いきあったりばったりな展開。まぁ、ホラーらしいと言えばらしいか。
ホラー風味なのに主人公達の恐怖心が感じられなかったのも残念。


設定は面白かったですが、読み物としては練りこみが甘いか。もったいない作品です。