soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

黒の時 〜霜月〜 / NegativeCelcius

ナンセンスホラー風味のノベルゲーム。プレイ時間は1時間ほど。


バックログが出来ないのは相変わらずですが、セーブ画面の改善やスキップ機能が追加されてYuukiNovel並のプレイ環境にはなったか。まだプレイしにくいですが進歩は確実に見られます。


最初の選択肢で話が大きく2つに分かれます。
ひとつは、奇妙な装置に入ったお蔭で主人公の周りの人間が次々と奇妙な死に方をしてしまう話。
さすがにこの死に方はギャグ一歩手前じゃないでしょうか。
奇天烈さが強すぎて話に入っていけませんでした。
もうひとつは、体に異変が起こりながらも奇妙なほど冷静にそれを受け入れていく話。結構グロテスクで万人に受け入れられる内容ではないでしょう。
主人公と風車の繋げ方は面白い狙い。
しかし物語全体で見ると物語に引き込む力が弱く、爪が甘い印象を受けました。
(設定の時点でアレですが)この状態で大学に行くなどリアリティが無さすぎた気がします。
おまけは短すぎてイマイチなにを書きたいのかわかりませんでした。


「体に異常」のシナリオは良い素材を持っていながら上手く料理できなかった感じです。
しかし、グロナンセンスな話が好きな人なら結構気に入るかも。