C70その33 ぼくたちのなつやすみ / 羽っ鳥もさく共和国

FLASHによる物語+音楽の「聴く絵本」です。
CDプレーヤーで音楽CDとして聴く事は出来ません。パソコンでFLASHと共に楽しむか、WAVEデータとして入っている曲を聴くか。自分は曲だけCD-Rに焼き直して自分で音楽CDの形にしました。
できればデータはエキストラCDで入れるなどして、CDとしも楽しめるようにして欲しかったなぁ。
オリジナルとアレンジ混同。アレンジ元はKEYからAIRクラナド、プラネタリアン。フロントウイングからそらうた、ボーイミーツガール。あとひぐらし


話は少年時代のひと夏のボーイミーツガールストーリー。
話自体は珍しくはない、王道のストーリーです。物語単体だと普通かな。悪くも無いけど特別語るほど特徴があるわけでもない。
しかし、そこに淡いイラストと音楽が合わさるとものすごい破壊力。音楽が田舎の夏休みをうまく表現していて心に響きます。
何回泣きそうになった事か。音楽によって感情を揺さぶる手法に弱いんです。
平凡なストーリーをここまで感動的にするBGMの凄さを改めて再確認。良いノベルは良いBGMがある事がほとんどだからな。
音楽は夏っぽいアレンジ。クラブサウンドなどではなくゲームBGM系。ねぴあ軍団などの一昔前の同人音楽で主流だった音に近い。


①はいかにも田舎の夏って感じがして、この物語の入り口にぴったり。この時点で泣きそうです。(早いよ
②「夏影」も夏を感じさせる良アレンジ。数ある夏影アレンジのなかでも上位に来るぐらい気に入った。サビ(?)が入ってくる瞬間が映像とマッチしてて感動的です。
③「Thanks」もサビ(?)での開放感がヤバイ。物語的にはいってくるタイミングが完璧。放心状態でした。
④は3曲がミックスされた曲。「小さな手のひら」のフレーズが泣けます。⑤⑥⑦とゆったりした曲。聴き所は⑥の花火。(ネタバレになるので詳しくは書きません)
⑧は「you」のアレンジ。短いけど、良いメロディだ。
⑩はオリジナルの組曲。ここだけファンタジー風で浮いてる気もする。2章なんか王の参上と言わんばかりにクラシックだし。できればもっと夏らしさを出して欲しかったかな。曲としては悪くありません。


物語のラストの展開がちょっと微妙、FLASHでの動画再生はちょっと使いにくかった、など不満点もあるけど、それ以上に始めて聴いたときの感動がデカかった。
これがただのSSだったり、音楽CDだったら「まぁまぁ」ぐらいの感想で終わってたかもしれません。物語と音楽が互いに魅力を引き出しあっています。特に①〜④の流れはヤバイ
オススメです。AIRの青空の使い方に撃沈したヤツは聴いとけ。
こじんまりとしたストーリーなんであまり期待しすぎず、力を抜いて気軽に聴いてもらったほうが良いかもしれません。
聴く絵本第1弾となっているので第2弾もあるんだろうか?楽しみ。