soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/03/26 渋さ知らズ @ 梅田クアトロ

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開演時間になっても何人か飲みに行って帰ってこない;
しかたなしにステージ上にいる5ブラス+1ドラム&ベースでスタート;フリージャズ風の演奏でした。
7分ほどして脇からダンサーが登場。他の出演者もズラズラと出てきて……バーンと全員で音出し!遅刻して途中から登場してるだけなのにグッとくる。
このテキトーなノリで感動させる渋さ知らズのすごさよー。


アジテーション担当の渡部さんは体調がよろしくなかったようで、半分くらい楽屋に引っ込んでました。
退席するときにナース服姿だったお調子組合にひっぱられていった。しかもバンドが鳴らす救急車のサイレン音付き。音程がちょい合ってなくてピーボーピーパーピー……ってフニャッたのが面白い;


この日は次々とソロを振っていくより、ひとりの人が長時間ソロをやってる場面が多かった気がいます。10分ぐらいソロしてる場面も多かったなぁ。
ソロを芯として、他の人達が細かく音を足して盛り上げてく。人力トランス感ありました。


トロンボーンら3人での現代音楽ミニマルポリリズムなソロが面白かったです。終わったあとに不破さんも親指立ててニカっとしてた。
あとトランペットの女性が前に出てきての渾身のソロ。人生最後のソロのような気合の入りっぷりでしたー。熱い!




中盤あたりからメロウな曲調がメインに。
「ひこーき」で大感動。関根さんに合わせて不破さんが歌い出すんだもの……小さいけど優しい声で。渋さ知らズでこういうタイプの感動の仕方をするとは。けっこうガチで泣きました。




ダンサーも大活躍。演劇のようなワンシーンがありました。
男性のしろ塗り舞踏の人がペロさんに誘惑される。女性の白塗舞踏が嫉妬の表情で近づいて……杖で叩くように騒ぎ出す。コメディのように追いかけまわすダンサー達。てんやわんわに会場も大盛り上がり~。




ラストに「本多工務店のテーマ」。皆で手を上に掲げて特大級の盛り上がり。梅田クアトロが揺れてました。
やっぱ渋さ知らズはすごいわー。