soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

サマソニ第一弾発表!!

ついに発表されました、サマソニ第一弾!!


まず目に飛び込んでくるのはThe John Spencer Blues Explosion!あの暑苦しいロックが聴けると思うとワクワクしてくる〜。


ハチャメチャなライブパフォで評判の高いMutemathは一度見てみたかったので嬉しい。
まさかのHouse of painには驚いた。まだ活動してたのね。
TDCCの二年連続は意外。去年は初見でもむちゃくちゃ楽しかったけど、今回はちゃんとCD聴いてるんでまた違った楽しみ方ができるかも〜。


Primal scream、Mars Voltaも面白そう。特にプライマルのScreamadelica完全再現は胸が熱くなるけど、今年はヘッドライナー二組が結構豪華なんで被らない事を祈るばかり。


で、憶測が飛び交っていた大阪の開場は舞州。あそこの雰囲気は好きだからよかった〜。
ただステージが3〜4に縮小されるのはかなり寂しい。単純に考えれば、パークかダンスのどっちか、もしくは両方が無くなるんだろうけど、個人的にはダンスに消えないで欲しい。小さい空間だけど皆で熱狂的に踊るのが大好き。あそこからテンションの火が付くことが多いので消えないでくれ〜。

GRAMCORE / ケモノレコーズ(salvation by faith records)


先日取り上げたGRIMCOREの対となるオリジナルのハードコアアルバム。


ジャケが赤と黒基準の今作はハード&ダークな曲が中心。ジャンル的にはガバ、シュランツ、スピードコアとか。
GRIMで触れてますが、今までのsbfrを想像していると腰を抜かすような音質の良さ。ハードコアとしてみるとむちゃくちゃ音に迫力があるというわけではないんですよね。でも、良くも悪くもどこか気が抜けている空気のsbfrがここまでシリアスな音を出しているのが強烈です。
とにかく楽曲の質が良い!通して聴いててもまったくダレないグッドチューンの連発。ハードコアではあるんだけど、ただ暴力的な音を鳴らすのではなく「聴いてて楽しい曲」ってのが根底にあるように感じます。そこがsbfrらしい。
GRIMとGRAM、どっちもいいけど変わった曲が多くてこっちの方が好きです。

      • -


①t+pazoliteさんによるトランスコア。うーむ、氏にしては無難か……。


②ガバ。ドンドン響くキックに高速で唸るシンセ。野性味溢れるヘッドバンギングチューン!テラーなシンセの圧迫感が良い。ギュイギュイ感がたまんねー。

③miiiさんによる7分超えニューロファンク。squarepusherの「Come on my selector」みたいなホラーで無機質なトラック。粒が小さいブレイクビーツが相当にイルです。ファジーでなくクリアな音のビートで身体にリズムが突き刺さるよう。トラックをミュートしながら「ねぇ」「こんなところ」「先生に見つかったら」「きっと私たち噂になっちゃうね」とドキドキする声ネタを挿入する瞬間がエクスタシー。一番お気に入りのトラック。繰り返しまますが、マジでイルです。


④落ち着いた音の内向的なシュランツ。闇夜を走る戦闘列車という感じ。言ってしまえば、アインハンダーの2面なイメージ。淡々としたキックがジワジワと効いてくる。


⑤シャギーなギターにガバキック。デジタルハードコアみたいな曲です。荒い音作りが逆にイイ味出てたり。


⑥Squarkさんによるストップ&ゴーを繰り返すBPM遅めのスピードコア。ローをばっさり切ったブレイクビーツが心地良い。中盤からの凶悪なレイブシンセが強烈!


⑦ズゴゴゴゴゴとキックが連打されるストレートなスピードコア。ブルータルなギターリフのおかげで聴き苦しさが無いのがナイス。


⑧Yamajetさんによるナードコア of フッジッサーン!ロッテルダムサウンドに合わせてひたすらフッジッサーン。終いには瀧のサンプリングも登場してのフッジッサーン!単純に楽しいハッピーコア・チューン。素晴らしい。このフレーズは身体に染み付いてるよね。


⑨staさん独特のローファイサウンド+ブレイクビーツ。ノイズがかなり効いてるのに何故か気持いい。脳みそが捻られていくみたいなのに気持いい。この音選びセンスはさすがです。鳴らす場所を的確に絞っているキックが最高のグルーヴを作りだしています。


⑩100-200さんによる明るめJ-CORE。日本人好みしそうなフレーズの数々。ダークな曲が続いた後に、この開放的なサウンドは快感です。ブレイクのうにょーっとなるフィルターが気持いい〜。


⑪Saka-ROW組。いつものノリな歌モノ。なんか癖になるあの魅力。ライナーノーツの「ジャンル:ハードコア(歌詞が)」で吹いたw

      • -


個性的な曲が集まったハードコアなアルバム。
ハードコアなのが好きな人はもちろん、エンターテイメント性に優れた一枚なんでクラブサウンドが苦手じゃなければ楽しめるはず。


GRIMCOREとGRAMCOREはsbfrが一皮も二皮も向けた快作。
しかも、今作を期にこのクオリティの高さと元々あったハチャメチャな部分が上手く融合した良作を連発しています。


やっぱsbfr大好きだー。