soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C68・その3 aspiration in the air/White evil

「White evil」aspiration in the air
こちらのサークルのCDを買うのは初めてです。HPの視聴曲を聴いてみてなかなか良かったのbm98イベントのBOF2004にて公開され一聴して衝撃を受けた"luca is a child"が収録されていたので購入してきました。
(多分)メインコンポーザーのsnowdropさんはBMS作者で彼の作る乱打ピアノな曲が好きだったのですが、このCDではそういった曲は基本的に無しです。

一曲目は軽快なパンク風な曲。青空の下で草原を笑顔で突っ走ってるイメージ。2曲目は民族系。良い曲だけどそこまで印象に残るわけでもないかな。3曲目は良い意味でバカっぽいトライバルな曲。こういうのは好き。もっと後半になるにつれ盛り上げたら自分好みだったかも。あくまでも個人的な意見ですが。4曲目は不思議な感じのするアンビエント風な曲。使ってる音が聴いてて気持ちいい。5曲目は雪国のペンションをイメージした曲。聴いてると頭の中にイメージが流れてひたすら癒されます。このアルバムで一番好きな曲です。なぜか聴いてるとFOGの「風雨来記」を思い浮かべます。そういえばそろそろ2が出るんだったっけ。
ここから9曲目まではI’veアレンジ。悪くはないんだけど印象に残る曲は無かったです。8曲目ではvo.に挑戦しています。下手じゃないけどゲストで参加してるcaspi cruzさんに歌わせた方が良かった気も。オリジナルだけじゃなくアレンジもやるという企画は好きです。
次に1分少しの曲(なかなか良い)を挟んでluca is a child。BMSに少し手直しを加えた感じです。聴いてて思ったのは、この曲は映像と一緒に聞いてこそ真の良さが出てくるなという事です。ラストは明るくハッピーハードコア。メインのシンセフレーズが良い。こういった底抜けに明るい曲を聴いてると逆に涙が出そうになるのは何でだろう。自分だけ?
データとしてmovie,壁紙,mp3が入ってます。全体を通して聴くと途中でだれる事もありますが、良い曲もあるので今後の活動が楽しみなサークルです。