soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

自虐の詩anothorbirthday/活動漫画屋

また体験版の感想〜。体験版ばっかで今年に入ってまだ完成したゲームを1本もやってないよ……。

起動するとOPムービーとともに始まる鳴り響く歪んだガバキックと攻撃的なシンセフレーズ。画面にはBGM:殺人ヨットスクール。マジカヨ、キター!いきなり持ってかれましたYO!(テンション上昇中
ジャンルは王道ジャンルになってきた能力者バトルモノのノベルゲーです。グラフィックはモノクロ調。カットインを多様したりムービーが入ったりして、読ませるだけじゃなくて演出でも楽しめる。絵は作品の雰囲気にあってていいんじゃないかな。システムも特に不満無し。

ストーリーはタイトルから分かるようにちょい狂気系。特にヒロインがあっちの世界に飛んでます。
文体は日常は素直な文でスラスラ読めるんだけど、バトルに入ると難しい言い回しが多様されてちょっと読みにくい。これは読み手の好みだろうけど、オレはあんまり難しい言葉を連発されると冷めてしまう。と不満をいってるけど全体で見れば先が読みたくなる展開です。
リストカット表現があるので苦手な人は注意。リストカット以外も痛々しい場面が結構あります。

他に注目すべき点は最初にもちょっと触れたBGM。戦闘シーンのヨットスクールさんの曲がカッコ良すぎ。でも人によってはBGMのくせに自己主張しすぎに感じるかもしれない。

またまた期待できるゲームです。もう製品版は出てるんで日本橋に行ったらかって来よっと。今年はいきなり豊作だ。

↓ネタバレ
いきなり立ち絵有りキャラ死亡かよ!襲われた時一瞬何が起こったかわからんかった。たぶん作者さんの思惑通りなんだろうな。でも3章のスタートで小町は今後(敵として)復活しそうな場面があったので退場じゃあないだろな。
ネタバレを含む不安点を言うと世界観がイマイチわからないのが気になる。彼岸ノ者がどんだけ一般に浸透してるのかがわからないんだよね。
あと柳田のいじめを話すシーンでのピアノ曲が大げさすぎて苦笑い。あの曲はノベルゲームに合わないんじゃないかな。
さっきから不満点ばかり書いてますがほぼ粗探しみたいなもんなんで、本当はかなり気に入ってますよ。