soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C69・その12 西行寺事件簿/「Azure&Sands」

東方の二次創作ストーリーをキネマティックな楽曲やSSで表現したコンセプトアルバム。
がんばれゴエモンチックとでも言えばいいかな、良い具合に気が抜けてます。
しかしとぼけているようで実は質の高い楽曲が並んでます。SSは永夜抄のネタバレが含まれていそうで読んでないのですが、シーンがサブタイトルになっている曲名を見ながら楽曲を聴くだけでどんどん頭にイメージが沸いてきます。


壮大(?)なストーリーの開始を期待させる①。うって変わっておちゃらけた大正キネマ臭がプンプンする②。自然とOPが頭の中で流れます。その後もジャズ、アンビエント、ヒップホップ、ロックなど色々なジャンルで物語を表現しています。そして物語のオチを表現したと思われる⑫で気が抜けた終わり方をして⑬で頭の中にスタッフロールが流れます。


何かを表現したCDが多かったC69のCDの中でこのCDの表現力が一番でした。頭の中で幽々子妖夢、その他が走り回ってる姿がイメージ出来ます。もちろん曲としての出来もよく特に①②⑫⑬はかなり良い。
C69でゲットした東方CDではこのCDが一番気に入ったかな。オススメ。