soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

SI-STYLE/03 / Sound Iemitsu.

オリジナルアルバム。
C71のイエミツは大方期待はずれだったんですが、このCDは素直に楽しめました。


今までのSI-STYLEと同様にジャンルごった煮コンピ。
いつもより大人しい曲、音数の少ない曲が目立つ気がします。ジャケットも白がメインの淡い雰囲気だし、そういうコンセプトなのかな?


①は穏やかなインストポップス。ゲームのBGMに使われていそうな曲です。メロディが泣かせてくれる。2:50あたりの笛のメロディがヤバイ。いきなり良曲。
②はピアノがメインの大人しい曲。温かい雰囲気です。
C71では良い曲がほとんど無かったJiNG*da*LaWさんですが、この曲はツボにきた。切り貼りしたようなギターが印象的なポストロック風の曲。中盤のオールドスクール風の重いリフに音が重なっていく展開がカッコイイ。トリッキーなリフの後ろできっちりとリズムを取るドラムとビンビン鳴ってるベースも最高です。このCDで一番気に入った曲。気に入りすぎて先日、バンドのライブで勝手にコピーしちゃいました。
⑤はリズム主体のチップチューンブレイクビーツ。これもカッコイイ。思わず体が動きます。
⑦もリズム主体。プログレッシブトランス要素が見られるミニマルトランス。8分ちょっとの長い曲ですが派手な展開はせずに地味に展開していく。聴いてると脳内から色々と分泌されてきます。
⑨はロックテイストのギターが印象に残る曲。


これといって捨て曲もないし、個性的な曲が揃っていて楽しませてくれます。
今回取り扱ったイエミツのCDでは断トツでオススメ。