soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Say Goodbye / ピクセルビー

Say Goodbye / ピクセルビー
前から話題のピクセルビーさんにやっと手を出してみました。フルボーカルミニアルバム。全7曲。


非常に聴き易いギターポップスです。
ボーカルラインは耳に残るナイスメロディが満載。サビよりAメロのちょっとしたところに良いメロディが多い気がする。温かみのあるポップなメロディという点では同人音楽の中でトップレベルだと思います。
バックは軽快かつ温かみのある曲調。ギターが目立ってて、時にはアコギで優しく、時にはポストロック経由の歪んだエフェクトをかけて、と曲によって表情が変わるのが面白い。


気に入った曲は

②軽快なポップロック。サビで思いっきり歪ませたギターが入ってくるのがカッコイイ!
③ボッサっぽい南国フレーバーで色付けされたゆったりポップソング。サビのメロディがむちゃくちゃ良いです。
④ピアノメインの希望溢れるローテンポ曲。これも涙を誘うサビのメロディが素晴らしい。良いメロディを書くなぁ。微妙にwaking ashlandを思わせるサビ後のピアノが好き。
⑤轟音ギターが印象に残る。さっきからこればっかりですがサビのメロディが良い。「〜持つ引力〜♪」の上がり方が好き。
⑥ピアノ弾語りによるバラード。サビのメロディが(ry
卒業式に合いそうなじんわりくる曲です。


こりゃあ人気が出るわ。上で何度も繰り返したようにとにかくメロディが良い。
それを支えるアレンジも良質。
欲を言うと、もう少しノリの良い曲があれば……と思ってしまいますが、このサークルにそれを求めるのは間違っているのでしょうね。
ただ、正統派な歌モノなんでキワモノ、リズム重視を求める人には物足りなさが残るかも。じぶんもちょっとその気がある。
メロディ重視のボーカル曲が好きならまず買って間違いはないでしょう。
最近オリジナルボーカルの中で流行りはじめている、温かみ&哀愁のあるポップロックの流れはこの人達が作ってが作り始めた気がする。


私としてはやっぱり気になるのは曲数か。フルアルバム好きとしては7曲はちょっと寂しい。ベストでも良いから曲数の多いの出さないかな。