soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Abbandono / Lifeuille

6曲入りオリジナルBGM風インストミニアルバム。


基本的にノベルゲームのBGMのような曲調。スムーズジャズ、ポップ、インストゥルメンタルといった曲調が好きな人は気に入りそう。
メロディは綺麗だし、バッキングやリズムも凝ってるのが多い。あくまで自己主張しないのが多いBGM調にしては比較的キャッチーなサウンドです。
問題は、良曲ばかりなのにいかんせん曲が短い!ほとんどが3分以内に終わります。
曲のめりこんできたというところでフェードアウトしてしまうのでもったいなく思ってしまいます。
短いBGMというコンセプトだそうなので仕方が無いですが、ここまで良い曲が揃ってるともっと長い間聴きたくなるなぁ。


①アコギとピアノによるイントロトラック。良いメロディ。
ドラムン要素のあるフューチャージャズ。所狭しと動き回るベース、エッジの効いたドラム、ムーディーなピアノ、それらを色づけするSE。むちゃくちゃカッコイイですっ!今作で一番のお気に入り。これ一曲のためだけでも買う価値があるぐらい。惜しむべきは、この曲も例に漏れず短いことか。もう2分は浸らせて欲しかった。
③ボッサ調でまったりと。ピッコロの音色が心地よい。
④〜⑥は冬をテーマにしたノベルゲームっぽい曲が並びます。前半に比べるとインパクトは弱いけど、悪くはない。しっとりとした中にも楽しげな雰囲気のある⑥が特にお気に入り。


ノベルゲームのBGMが好きな人、ジャズ/フュージョンを経由したポップスが好きな人なら楽しめると思います。
短いのは気になりますが、値段も安いので視聴して興味が湧いたら手に入れてみる価値はあるのではないでしょうか。