soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Twin of Tribute / Teadrops

Taishiさんesthaさんなどトランス方面でフューチャーされることの多い碧苡かあゆ改めminteaさんのフルボーカルミニアルバム。
ここ2,3年から活動開始された方かと思ってたんですが、HPを見たらねぴあ軍団時代から歌っていたとのことでだいぶ昔から活動されてたんですね。
今作のコンセプトはツインボーカルということで、全曲にゲストを呼んでのツインボーカル曲となっております。
作曲は上に挙げたようなTaishiさん周辺の人達。


曲調はハウスあり、トランスあり、バラードあり、ロックありと様々なジャンルが収録されています。
飛びぬけて明るい曲やキャッチーなフレーズは少なめで、どちらかというとクールで哀愁のある感じ。
minteaさんのボーカルは安定した歌声で安心して聴けます。ただそこまで特徴のある声質じゃないので、個人的にはあと一歩何か足りない気がしないことも無い。
肝心のツインボーカルについては、歌声も似ているし、ただシンプルに交互に歌うのが多いので、あまりツインボーカルならではの面白さというのは感じられませんでした。
掛け合いやデュオなど個性のぶつかりあいによる1+1=2以上になるといった曲は無いかな。


annabelさんとコラボ。爽やかなハウストラック。視聴でこの曲を聴いた瞬間に購入決定。典型的なハウス系のピアノバッキングと4分打ちリズムに軽快なボーカルが乗る良曲。
ゆいこさんとコラボ。ハロプロっぽいバラードポップです。ここまでコテコテなのは少し苦手かなぁ。
③再度ゆいこさんとコラボ。ときメモ2のキャラソンに収録されてそうな爽やかロックポップ。サビにヤラれた。狙い済ましたように入ってくるストリングスが良い味だしています。メロディも良い。曲トータルで見ても勢いがあってなかなかの佳曲。
コツキミヤさんとコラボ。10分越えの長いエピックトランス風楽曲。良くも悪くも盛り上がらない曲です。
佳織みちるさんとコラボ。エロゲのOPにありそうなロックソング。ちょっと典型的すぎるか。
annabelさんとコラボ。ピアノと歌メインの希望溢れるバラードソング。メロディは良いが何か足りない気もする。


①が良すぎて他の曲が霞んでしまうというのが正直な印象。
CD全体で聴くと物足りなさが残ります。
オーソドックスな同人系ポップソング集としては決して悪くないので、そういうのが好きな人なら楽しめるかも。