soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

竹取物語 / BITPLANE

東方アレンジ。前作に引き続き唯一無二の音世界を作っています。


今回も民族+劇団風の曲調。
暗い森に迷い込んだかかと錯覚してしまう、怪しくて、スケールの大きい音楽です。
微かにあったエレクトロニカ要素はほぼゼロに。
前作より各パートの統一感が向上しており、雰囲気作りの上手さは前作以上。クオリティという面では他のサークルと比べて群を抜いている。
キャッチーすぎる東方メロディが浮いてるという感覚も無い。
しかい、上手くまとまってる反面、ズバっと耳に飛び込んでくる曲はありませんでした。
CD全体の流れとしてもイマイチ山場に欠けるかも。ひたすらジメジメした曲が続く印象があります。


ながら聴きをするタイプのCDでは無い。かといって集中して聴くには魅せ場が少ない、と聴き方に困るCDという印象です。
こなれすぎてて自分にはちょっと合わなかったかなぁ。
とはいえ前作が好きな人なら間違いなく買いだと思います。

う〜む、どうしてもこの人には昔のクラブミュージック路線を期待してしまうなぁ。
Morriganさんといい、過去にこだわりすぎてしまうのは自分の悪い癖です。