soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Gigue / 羽っ鳥もさく共和国


KanonアレンジCD。
HPにライナーノーツ有り。


原曲の雰囲気を残したライトアレンジ。
アップテンポの明るい曲が多いので、聴いてて楽しくなってきます。ゲームの日常シーンをそのまま音楽にした感じ。
ただ冬より春っぽいかも。
随所に織り込まれているキャラをイメージした小ネタが原作ファンにはたまりません。


①一発目はとびっきり明るい「朝影」アレンジ。一昔のゲームにOPで使われてそうな感じです。子気味の良いギターがナイス。
②「Last Regrets」のボーカルアレンジ。切なさが減って温かい曲調に。何気にベースが太っとい。後半はボーカルが暴走。何を歌わせてるんだと(笑
④疾走感溢れる「日溜りの街」アレンジ。あゆのドタバタした感じがよく出てます。ひたすら16ビートで鳴り響くスネアが気持ち良い。今作のお気に入りのひとつ。
⑥秋子さんのおばさん生活家でのゆったりしたひと時をイメージした「Pure Snows」アレンジ。楽しげな後半が好き。途中で入ってくるカノンのフレーズは④と繋がりがあると考えていいのかな?
⑦今作のイチオシ。「残光」+「風を待った日」の男性ボーカルアレンジです。ストレートなロックポップ。ボーカルはかなり不安定で正直なところ上手くないのですが、何故か胸にぐっとくる。何度聴いてもギターソロ後のサビで泣きそうになります。自分が同人ボーカル曲をあまり好まない理由として歌で感情を揺さぶられることが無いというのがあるのですがこの曲はその点をクリアしてる。冬コミ終わった後はこの曲ばかり聴いてた時期がありました。


Kanonの陽の部分が詰まったCDです。原作への愛あり、自分なりの解釈ありとまさに同人なCD。
8曲と若干ボリュームが少なめですが、Kanon好きならまず楽しめる出来です。オススメ。