soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Tsurugi / Rising Sun Nova


5曲入りノンストップミニアルバム。
現在は普通にパッケージ版として売られていますが、大阪M3ではCDのみ版が無料で配付されてました。
これを無料配布はヤバイでしょう。もちろん良すぎるという意味で。


ズッシリした4つ打ちで展開する踊れるテクノ。
いつもよりダンスミュージックとしての色合いが強い気がする。
とは言え、razunaさんのウリのひとつであるメロディもないがしろにされてません。インテリジェンスなフレーズが絶妙のタイミングで奏でられてる。
私の好きな弄りまくった声ネタもふんだんに使ってるのがグッド!


①エスニックな雰囲気のトラックでスタート。コレは良い4つ打ち。8分越えの大曲で、様々なフレーズが展開されていくのが面白い。4:34からの展開がたまらない。
②ロボットボイス弄り倒し曲。今作でもっともミニマルしてる。とにかく声ネタが癖になる!一番好きな曲です。
③ここでいったん静かに。メロウなシンセに合わせて独特のリズムを刻んでます。良い流れだ。
④ギターをフューチャーしたロックチューンで再度ヒートアップ。ミックスの中にこういう曲があるとテンションあがるね。ここでも声ネタが大活躍。
⑤ラストはピアノメインのゆったりした曲でチルアウト。後半で大きく動き出すベースが好き。


最初から最後までダレるところのない良盤。
テクノ、ハウス、エレクトロニカ、ロック、クラシック、ジャズなどあらゆるものを混ぜ繰り合わせて知的なダンスミュージックに料理するrazunaさんの個性がいかんなく発揮されている一枚です。
Rising Sun NovaさんのCDの中で一番気に入ってる。