soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

皆殺しのワルツ / ACQUIESCE

現代異能/伝奇系のノベルゲーム。プレイ時間は2時間ほど。


殺人者の友達・祇咲永久と一緒に食人犯を始末する話。


キャラやストーリー構成などあらゆる仕掛けから西尾維新の影響を感じます。
「あ、見たことあるな」って展開が多い。キャラ間のやり取りは若干淡白め。
新鮮さは無いんですが、騙しまくりの展開はやっぱり読ませてくれる。
面白いから戯言も人気が出るわけだし。


ただ、快楽のために日常的に人を殺すダークヒーローな主人公達が好きになれなかった。
悪い事をしてても心から「憎めない」と感じられるのがダークヒーローに必要な要素だと思うのですが、今作の主人公側は始終「憎めない」部分が感じられず愛着がまったく湧きませんでした。


う〜む、自分には少し合わなかったかなぁ。
ストーリー構成は嫌いじゃないけど、それを彩る文章や設定に魅力が感じられなかった。
西尾維新系+何か個性が欲しかったです。