2010/12/14 ZAZENBOYS (+KIMONOS) @ BIGCAT

今年のライブ納めはZAZENBOYSに行ってきましたー。

今回は、ZAZENBOYS1〜4を時系列順に追っていく面白いセトリでした。
初期のロックな曲を歌う向井は、最近の奇人変人なイメージとは違い、鋭く尖ったロッカーだった。体型もちょっと引き締まった？
向井を支える三人のプレイも文句無し。長丁場ゆえリズム隊二人が若干抑え気味だった分、カシオマンが良いプレイをしてた気がします。

19時から22時まで約3時間の濃厚ZAZENタイム。

1stの開戦前夜から始まり、ライブ映像を見て自分がZAZENが好きになる切っ掛けになったSIGEKI（ライブ映像）もプレイ。やっとこの曲が生で聴けた！吉田のベースでまた違った味が。良かったー。

2ndはCDではそんなに好きな曲は無いんだけど、圧倒的な演奏力で繰り広げられるセッションには熱くなった。特にCOLDBEATの超絶プレイは感動の一言。去年のみやこ音楽祭でもやってた人間指示棒パフォ（向井が腕を振った先のメンバーが音を出す）はさらにパワーアップしてた。笑いすら込み上げてくるバカテクによるエンターテイメント。すげーわ。

カシオマンのギターがキンキンに張り詰めた緊張感を生む「HIMITSU GIRL TOP SECRET」を経て3rdの楽曲へ。最近では珍しくライブ中盤に「RIFF MAN」。アンコール前の位置に慣れすぎたから始まった時、一瞬あっけにとられてしまったｗ
オシャレな「DON'T BEAT」では会場が一気にダンスフロアに変わる。ここらへんから自分の中のスイッチが完全に入りました。踊り狂う。1stから辿ると、音楽性の変化がよくわかります。意外にも「Friday Night」は無し。

4thから一曲だけ「I DON'T WANNA BE WITH YOU」をやってから、LEO今井を呼んで事前に告知されてたKIMONOS。今回はコレを一番楽しみにしてた！

ZAZENのメンバーをバックにした”KIMONOBOYS”形態。
まずは「No modern animal」「Mogura」。向井は電子パーカッションでコンガを叩く。
LEO今井は挙動不審なダンス（？）をしながら歌いあげる。前に行ったソロライブのころより、歌も動きもかなりキレがあり、ZAZENメンバーを飲み込むぐらいの存在感を醸しだしてました。
メンバーのルーズな空気が、緊張が張り詰めてるZAZEN曲演奏時と対比になって良かった。「Mogura」の奇妙なグルーヴはむちゃくちゃ楽しかった！

そしてリードシングルの「Alomost Human」。LEO今井がすごく情熱的に歌い上げててCDとだいぶ印象が違う。かなりパワーのあるサウンドになってて完全に魅了された〜。あと最近リズム隊二人に食われがちだったカシオマンがすばらしいギタープレイを見せてて、やっぱりこの人すごいなぁと再認識。ZAZENの緻密な演奏ではなくムーディなフレーズに耳を奪われた。
KIMONOSパートはわずか3曲と予想より少なかったけど内容は素晴らしかった！ぜひKIMONOSでもっと長めのライブをやって欲しいものです。

LEO今井が戻って、ZAZEN本編にバック。4thから「HONNOJI」「Weekend」。ここらへんの曲は変に小慣れてしまって、4thが出た直後のライブより迫力が落ちてたかも。「Riff Man」もしかり。まぁ、ライブ見過ぎたってのもあるかもしれませんが。
でも、「Sabaku」「Asobi」はやっぱり気持ちいい。「Asobi」は何度聴いても最高だな。

アンコールはまさかの「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」。カシオマンがメインフレーズを弾き始めた瞬間の会場の盛り上がりっぷりが半端なかったです。みんなで飛び跳ねて音を楽しむ。
ラストはもう一回LEO今井を呼んでKIMONOSから「Tokyo Lights」。一番の向井パート中は相変わらずキョドってたLEO今井がサビで噛み付くようにマイクを掴みとって歌い始めたのが強烈に印象に残ってます。今でもこの日のライブを思い出すと、このシーンが真っ先に思い浮かぶ。

客はロック層が多かったかな？4thあたりの曲で踊ってる人はあまりいなかった。ワンマンゆえ聴き込んでる人が多いから盛り上がってて良かった。ZAZENは一見さんだとノリ方に困るからなぁ。
KIMONOSはノリにくそうにしてた人と「待ってました！」って人でニ分割されてた印象。

3時間あるとさすがに疲れたけど、最近やらなくなってた曲も聴けて大満足な内容でした。KIMONOSも素晴らしかった！！！
MCで何度か「来年は新作に着手します」と言ってたので楽しみ！