soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Dragon Ashの馬場さんが逝去

ナタリー - Dragon Ash馬場育三、急性心不全により逝去


馬場さんは音楽的に良いフレーズを弾くのはもちろんのことPVなどで見せる個性的なセンスが大好きでした。
中学〜高校のころは『Deep Impact』のカンフースタイルや『Amploud』の敬礼なんてよく真似したし『Let yourself go, Let myself go』の渋すぎる手袋ベースは本当に痺れた。


「Harvest」「Río de Emoción」といった大きく路線を変えたアルバムでは、土台に馬場さんのベースがあるおかげでギリギリのバランスで新生DAを保ってた気がします。「Harvest」とか全曲ベース追っててもめちゃくちゃカッコイイ。


そして最近見たライブではライトセーバーを振り回しながらベースを弾く様に圧倒されました。「AMBITIOUS」でのアクションは見惚れるほど。あんなオリジナリティがあってステージで映えるベースは見たことがない。
クールな表情の中にたまに見せる笑顔も素敵だった。いつも笑顔になるのはメンバーやゲストと顔を見合わせて「音楽が楽しい!」って空気を出してる時だった気がします。


馬場さんの大好きなエピソードで、311以降のツアーでライブが終わった後、休む間もなく募金箱を持って一人で立って募金を募っていたってのがあります。ベースプレイヤーとしてだけでなく人間的に魅力を感じていました。


自分にとってDragon Ashはまぎれもなく青春時代のヒーローで馬場さんはその中で重要な位置にいました。


だから訃報は本当に悲しい。
けど今は物静かなバラードじゃなくて『Morrow』や『Hurry go round』みたいな優しさとパワーを持った曲を捧げたい。


早すぎる死に、ご冥福をお祈り申し上げます。