soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/06/27 Back Drop Bomb、ACIDMAN、Locofrank、LITE @ BIGCAT

BDBの20周年 & トリビュートの記念イベント。


LITE、LocofrankACIDMANとトリビュートにも参加している強烈なメンツ……にもかかわらず客はそんなに入ってませんでした……。ACIDMANの時点でめっちゃ人がはいると思ったんだけども。狭めた状態で7〜8割くらいでした。服装や雰囲気的にACIDMANファンが多いのかな。少しアウェーなロコTシャツを着てる人たちがなんだか不安げでした


LITE

激テク・インスト集団。
”憧れのBDBからお誘いがあった時は驚いた。俺たち歌無いですよ。”との発言には笑いました。


LITEが一番のお目当てって人は3人くらいしかいなかった気がします。このメンツならそうなるかな?
一見さんがノルには難易度の高い変拍子。でもハマると気持ちいい。「いかに自分から積極的にリズムに乗ってくか?」ってので楽しみ方が変わってくる気がします。


音の出が少し弱くて迫力に欠けた部分はあったかも。ベースは音も動きもゴリゴリでよかったです。


BDBトリビュートに収録されている「Remind me」のカバーも披露。
CDではそこまで気にしなかったけどびっくりするぐらいノリにくいw
変な拍が一拍入っててノラせてくれないなぁ、と。




Locofrank

かっ飛ばしたメロコアで騒ぎまくれるバンド。ですがこの日は前4列ぐらいをACIDMANファンらしき人たちが立っていてモッシュが起こる空気ではありませんでした。
フロアの真ん中では少人数(10人くらい)のみモッシュしてました。前に突っ込まないようにとびっくりするぐらい気遣いながら騒いでたのが印象に残ってます。


そんな状態だったので、スピード感のある演奏とフロアとの温度差はありました。。大名曲「START」が演奏されてもそれほどフロアが発狂することなく……・こんなフロアが大人しい「START」ははじめてでした。


爽快なメロコアチューンが次々とドロップされて、モッシュゾーンも少しづつ大きくなりました。最終的には20人くらいのピットになって一応はメロコアらしいノリになってたのかな?個人的には少人数なりに楽しく騒げました。


「survive」のイントロでの歌い上げ方はグっときた。めっちゃくちゃ声出てたなぁ。
BDBの「YOU UP AROUND」カバーは……最高!完全にロコの色に染められててセトリにすんなり馴染んでました。このイベント以外でもセトリに入れても全然ありなんじゃなかろうか?


ACIDMAN

やはりこの日の一番人気。BDBよりステージにかぶりついてる人が多かった。


セトリは知らない曲がほとんどでした。
BDBの「NEVER SEEM TO LAST」カバーはトリビュートアルバムでも折り紙付きの良いカバーでしたがライブでも映えます。ビシッ!ビシッ!っと決まるのがカッコイイですね。


3ピースとは思えない厚い音は刺激的でした。
ベースの人は「ここまで常に煽りまくりだっけ?」ってくらいに何度も前に出て拳を振り上げてたのが印象的。フロア全体が盛り上がってる風景も見ていて爽快でした。


ただ選曲的にキャッチーなメロディが少なかったのは個人的に残念かなぁ。グッとくるものは少なかったかも。


ラストにやった「ある、証明」はさすがにグワっときた。
しかし、この人達、見た目が歳取らないなぁ。


Back Drop Bomb

まさに20周年を記念するオールタイム・ベストなセトリ。
名盤『MicroMaximum』の曲を全体に散らばしながら他アルバムからもコレ!ってのをしっかりやってくれて……もう感無量でした。


しょっぱなの「BOUNCE IT」「BLAZIN'」で完全にノックダウン済み。『Micro〜』の曲は身体に染みついてます。
つづく「IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE」も恐ろしいドラミングから曲が次々と展開していってもうわけがわからない。でもポップなのがスゴい。
「PROGRESS」「ENTER Again」「Road」と後期のキラーチューンも網羅。「PROGRESS」のサイレンはテンションあがるなぁ。”クラップクラップ”で手を叩いてる人が何人かいて嬉しかったです。*1
「Road」の展開はもう見事としか言い様がない。めっちゃポップ!



MCは少なめで次々と曲をやってくれました。
『MicroMaximum』からは「WHEN THE MAN REALIZED THE SOUND」以外ほぼ全部やったんじゃないかなぁ。「CLAP」「R.O.C.K.S」「FLOW」……。「THAT'S THE WAY WE UNITE」でフィライカフィライカして、「NEVER SEEM TO LAST」は力強く歌いあげて。あれ、「LIVE AND DIRECT」はやらなかったっけか?
「YOU UP AROUND」は異常に人気ありますね。この曲が始まるといままでおとなしかったオーディエンスがスカダンスしながらモッシュしはじめる。


『Nipsong』からも「FLIP OUT」「MASTADABESTAH」と強烈なチューンが披露される。このアルバムの曲も身体に染み付いてる。
「REMIND ME」も終盤に披露。ドラムすごすぎ。後半のいつまでも続きそうな繰り返しにトリップしそうになりました。



演奏はかなりキレキレでした。特に有松さんのドラムはめっちゃ個性的で最高。本当にこの人が戻ってきてくれて良かった……。
カコイさんは透明なギターは使わず音も多少トゲが無くなった気はする。アクションもちょっと抑えめ?でも一瞬思いっきり暴れたときがあってめっさかっこよかったです。
あとステージ前方で姿勢を低くして歌う白川さんかっこよすぎ。ライブ終盤でテンションがおかしくなってた時は白川さんが前に出てくるたびに”きゃー”って目の前まで突っ込んでました。



アンコールも当然あり。
まずは「Flow」。この曲はライブでもまともに演奏されてるのを聴いたことがないような……。ブラスパートが無いのがそのままぽっかり穴が開いてるように思えてしまう。何を演奏してるかわからずに曲中に迷子になることが何度か。
と不満を書いてしまいましたがそこから「Back Drop Bomb」→「Bad News Come」の流れには悶死しました。最高すぎる!ワイルドなモッシュの中で踊りまくってめっちゃ楽しかった!




終わったあとに座り込んじゃうくらいに全力で楽しみました。足の細胞が一度全死した。


筋肉痛も5日くらい続きました。やっぱミクスチャー、そしてBDBは最高ですね!


(大阪の)BDBライブは客が大人しいことが多いけども、この日は最初からそこそこ踊ってる人がいました。さらに盛り上がりが広まっていって良いフロア状態でした。最初は落ち着いて見てた人たちが終盤で踊り始めてるの見るとニヤッとしちゃいます。それだけ熱中させるパワーがこの日のライブにはあった。


*1:いつも自分ひとりだけ叩いてる