soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/06/10 オシリペンペンズ、少年ナイフ、ダイハード、TADZIO、KPY、DJごはん @ CONPASS

DJごはん

DJごはん aka neco眠るの森さんがオープニングDJ。思いのほかドープでダークで……やはり(?)ヘンテコ。

KPY

KPY aka water fai呉山さんのソロ。
TADZIOに借りたのか巫女姿でした。
アシッド感満載のトラックを使ったライブ。リズム概念が崩壊してるのが生々しくてけっこう好きかも。
たまにギター弾くけどピキョピキョとSE程度。

YPY

転換はYPY。KPYの直後だとやっぱ洗練されてるなー、と;

ダイ・ハード

ダイハード = マーヤ+和田しんじ。初見。なにをやるのかもわからない。
最大限の褒め言葉として単細胞な音楽でした!


基本的にツービート&二本マイクで叫ぶだけ。テクニック無視でワンフレーズでガス欠まで押し通すアホさ。それで形にしてしまう2人の熱量。うーん、ダイハードや!


マーヤはクラウドサーフや人がいなくなったフロアにダイブとかもやってた。でも叫ぶフレーズはずっと一緒。マジで疲れそう;

YPY

YPY(DJスタイル)がヤバイ!Fugaziかけおったで〜!
fugaziからゴルジェ的なのに繋ぐというヤバイセンス


TADZIO

ニアミス3回ぐらいしてようやく見れたTADZIO。カッコええ!
ミドルテンポでニュースクールなのが好きかも。そしてめっさ美人です!


巫女服姿でした。あれだけ頭振り回しても美人なのはすごいわー。
歌詞は意味あってないような。思いついた不満を圧倒的な集中力でぶちまけるようなハードコア・デュオ。ドバーって音が広がるでなくひたすら一点集中する感じっすな。


少しづつアプローチが違うハードコア・チューンの連続でライブが進めば進むほどテンションあがってっきました。
人を寄せ付けない感じとかメシアと人人に近い気がする。ただ泣けるテイストは全然無いけども。歌詞のリズムがなんか癖になった……メシアと人人 meets 撃鉄か?


少年ナイフ

今日の少年ナイフはハードロック曲オンリーでめちゃくちゃカッコよかった!
なんたってベースのぶっとさ!レミートリビュートかってぐらいな激重低音。あんなもん惚れるわっ!


ぶっとい音のベースがポーズもイカしてて、かっこ良すぎて思わず笑っちゃうくらいの場面も。
ギターはノイズ気味に。
ドラムはハードでも超笑顔。爆発しまくってて良いドラムやなー。
ずっと見ていたかった。そんなライブでした。


ベースが投げたピックが自分の方きたのにカーブして隣の人にヒット。手を伸ばせば取れたかもしれないのに〜。チクショー、今日のピックは欲しかったなー

オシリペンペンズ

モタコさんが客からお酒を拝借し、ゲロを吐くかと思いきや「だれかビニール袋持ってへん?吐くから」と貰って袖で吐いてた;
遠くから聴こえるオエエエ!って声に爆笑。「大人になったなぁ」ってな声も(笑)



本日はストレートにカッコイイロックバンドなオシリペンペンズでした。
モタコさんがフロアに行くこともあまりせず、ステージでガチで歌ってた。
キララさんのギターは以前よりペロペロ感がなくなってディストーションをだいぶ効かすようになった?
道下さんのドラムもあってか素直に踊れる最近のペンペンズ。ヒョコヒョコと踊れる。


聴きたい曲の連発で嬉しかった―。「LSDは未体験」「恋愛必勝法」「パンツをかぶって走り出せ」「カリスマ太郎」「女の裸」「ゴリラ」……。
自分のなかでブームがきてる「コミュニケーションブライクダウン」も。あの緊張感はたまらん!
この日はおとなしめの客層だったけどライブが進むに連れ壊れていく人が増えてきました。



アンコールで「時は来た2020!」
曲も盛り上がってピーク!……ってところでキララさんのギター&ブリッジが突然もげて弦がペロンペロンと分離(笑)あんな壊れ方初めてみた;
こりゃどうしようもないねってことでライブ終了。ペンペンズらしい終わり方で面白かったー。



攻めまくりのTADZIO、アイディアのダイハードと面白いライブが続いて中盤で少年ナイフが貫禄を見せた。それに触発されてかペンペンズが本気のライブ。そしてギターがペロンというオチ。一夜にドラマがある。良いライブでしたー。